干出だけで育てたアサクサ海苔(焼海苔)(かんしゅつだけでそだてたあさくさのり)
商 品 名 | 干出だけで育てたアサクサ海苔(焼海苔) |
---|---|
原 材 料 | 乾のり(鹿児島県出水産) |
賞味期間 | 1年間 |
保存方法 | 開封前は常温、 開封後は湿気を避けて常温 |
内 容 量 | 全型(縦21センチX横19センチ)5枚 |
備 考 | 本品袋詰め作業場では、小麦、そばを含む製品(乾麺のうどんと蕎麦)の袋詰めもしています |
幻のアサクサ海苔、ようやく手に入りました
鹿児島県は出水で、酸処理をせず、昔ながらに干出(かんしゅつ)だけで育てたアサクサ海苔を 焼いてお届けします。
大変稀少な海苔なので、今シーズン、弊店への割り当ては約1,000パックだけ。
申し訳ございませんが、売り切れご免の数量限定販売となります。
アサクサ海苔 VS. スサビ海苔
その昔、海苔と言えば、日本全国津々浦々、アサクサ海苔でした。
鹿児島県出水では、アサクサ海苔の養殖にチャレンジしています
そのアサクサ海苔、柔らかく、旨みと甘み口に広がる大変旨い海苔なのですが、大きな欠点がありました。
それは、病気に弱いこと。
苦労して養殖しても、病気が発生するとガクッと生産量が落ちてしまうことが、しばしばあったようです。いわば、養殖業者泣かせの海苔だったのです。
昭和40年代、病気に強いスサビ海苔(アサクサとは別の品種)が登場しました。
養殖業者さん、生活がかかってますから、リスクの低い品種を養殖するようになるのは、自然の成り行き。 瞬く間にスサビ海苔は全国で養殖されるようになり、いつしか、アサクサ海苔は誰も養殖をしなくなった。 そして、その結果、1997年、アサクサ海苔は環境省から絶滅危惧種に認定されてしまったのであります。
でも、世の中捨てたんじゃーありません。
21世紀になると、リスキーなアサクサ海苔を復活させようと、研究熱心な養殖業者さんが 立ち上がり、アサクサ海苔が流通するようになったのですが・・・
まだまだ微々たる生産量。
流通している海苔の99%強はスサビ海苔、アサクサ海苔は1%弱ですから、まだまだ「幻の海苔」に近い存在、絶滅危惧種であります。
彼らがアサクサ海苔を養殖しています
アサクサとスサビ、味わいはどう違うの???
と思われてますよね。
アサクサの方が海苔くさくないのに、甘みや旨みは、より多く感じられる
これが私の実感です。
本商品は、そんなアサクサ海苔を、酸処理をせずに干出(かんしゅつ)だけで育てた海苔ですから、これぞ、正真正銘、昭和30年代までの海苔の味わいがする海苔です。
*干出や酸処理についての詳しい説明は、こちらをご覧ください。
ご注文をする前に、こちらもお読みください
先ほどから、アサクサ海苔、アサクサ海苔と連呼しておりますが、
実はDNA鑑定をすると100%アサクサ種ではなく、スサビ種も混ざっています。
なぜかというと・・・
出水では、同じ海面でアサクサもスサビも養殖をしているのですが、スサビの方が生命力が強いので、どうしてもアサクサの地域を侵食してしまうからです。同じ海面でスサビを養殖している限り、100%アサクサ海苔の養殖は、事実上、不可能です。
養殖網の設置作業
実際、2012年までは、DNA鑑定でアサクサ種が50%~60%程度の海苔しか出来上がっておりませんでした。養殖業者さんの努力が実ったのでしょう、2014年はアサクサ種が80%以上、2015年は75%以上、2016年は収穫できず、2017年は50%以上。そして、今シーズンはアサクサ種が62%以上の海苔が出来上がっています。
海苔の収穫作業
弊店では、この50%以上の海苔だけを焼いてお届けしておりますが、
100%アサクサ種ではない点は、ご了承いただきたく存じます。
海苔を使って
どんな料理をお作りになりますか?
歯切れが良く、磯の香りがたっぷり
¥1,836/50gパック