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築地の風景

鰹節屋の昔話

 

二代目店主 中野英二郎が語る、戦前から高度成長前夜にかけての、かつお節の話、魚河岸の話、築地界隈の話、東京の話などなど、四方山話を聴いてください。

 

 

明治は遠くなりにけり」などと一昔前には云われたものですが、考えてみると、戦前も遠い昔になりつつあります。 「伏高物語」を書きながら、私が祖父から明治時代の話を聞いたように、私の子供達にも戦前の話を聞かせてあげたいと感じました。

てな訳で、二代目店主 中野英二郎(私の父ですが)の登場です。戦前から戦後の高度成長前夜あたりまでの話を、 思いつくまま綴ってもらうことにしました。

最近の隠居は、結構、忙しいらしく、なかなか書く時間がとれないようです。暇な時、そして、気が向いた時に書いてもらいますので不定期な連載になりますが、ご勘弁ください。 昔話についてのご感想、私が父に伝えますので、お寄せいただければ幸いに存じます。

 

築地仲卸 伏高 三代目店主 中野 克彦
第一話 築 地 小 学 校   第二話 木 造 の 魚 河 岸
第三話 築 地 川   第四話 旧 市 場 跡
第五話 勝 ど き の 渡 し 第六話 海 軍 経 理 学 校
第七話 小 田 原 町 三 丁 目 第八話 戦 前 の お 店 の 事
第九話 貸 道 具 屋 第十話 提 灯 屋
第十一話 カ フ ェ ー 第十二話 山本海苔店の若旦那
第十三話 ハーレーに乗って居たヨネキの小父さん   第十四話 さつま揚げ屋
第十五話 寄せ物屋   第十六話 ガソリンの渡辺石油
第十七話 附属商、遠藤食堂   第十八話 中山競馬場
第十九話 中山競馬場~つづき~競馬予想   第二十話 お湯や
第二十一話 立ち食いの蛇の目すし   第二十二話 焼き芋屋・駄菓子屋・紙芝居
第二十三話 ゴム長・冷蔵庫   第二十四話 戦争が終わって
第二十五話 米軍慰安施設   第二十六話 産地見学
第二十七話 削節のセルハン袋詰め   第二十八話 鰹節の進物 その1
第二十九話 鰹節の進物 その2   第三十話 鰹節の卸売
第三十一話 店頭の卸売   第三十二話 メートル法実施 ・・・
削節
第三十三話 メートル法実施 ・・・
仕上節
  第三十四話 メートル法実施 ・・・
入札
第三十五話 鰹節の大きさとメーカー名   第三十六話 色々な駆引き
第三十七話 槍受は下を見るな   第三十八話 二番値に打つ
第三十九話 一本で打つ   第四十話 気が強そうに見えても・・・
第四十一話 買い人の方も多士済々
~YSさん~
  第四十二話 買い人の方も多士済々
~KSさん~
第四十三話 買い人の方も多士済々
~築地のNさんとHさん~
  第四十四話 買い方の名人
第四十五話 槍を曲げる   第四十六話 東京鰹節業界の老舗
第四十七話 近甚、中弥、近惣   第四十八話 本当?の旦那
第四十九話 書道家の中弥さん   第五十話
第五十一話 相場観   第五十二話 産地共販の入札
第五十三話 袖槍の廃止   第五十四話 最後の袖槍
第五十五話 大映映画『夜はいじわる』   第五十六話 川崎敬三と並んで大映し
第五十七話 三平の『旨くて、どうもすいません』      

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