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冷製茶碗蒸し
(2006年8月11日)
先日、食品添加物について書かれた本を読みました。
一般的な日本人の摂取する添加物の量は一日平均10g。年間約4キロ!
食塩の平均摂取量11gとほとんど同じ量だそうです。
しかも、その毒性は単品ずつのテストでの許可で、
添加物を複合摂取した場合はどうなるのか?
まだきちんと研究がされていないのが実情だそうです。
しかし、だからと言って
”明日から添加物は一切拒否。
外出先にも朝4時に起きて作ったMY弁当を持参しなくては・・・”
なんて、怠け者の私にはとても無理。
しかし、コンビニのおにぎりですら10種類近くの添加物が入っているのも現実、
せめて、毎日我家で食べるものこそ、訳の分かった、
確かなものを食べたいものだとつくづく思いました。
それで、読後の私の結論ですが、”出汁があれば後は簡単!”
世界一手軽に取れる安心なスープストック”出汁”を取ることを是非
習慣づけて欲しいものだと思いました。
そこで今回は冷蔵庫の出汁ストックを使ってすぐにできる 茶碗蒸し、
夏はつめたく冷してお召し上がり下さい。
作り方
1. |
ボールに卵1個を割りほぐし、まぐろ節出汁1カップ、薄口醤油を加えて一度漉す。
卵をほぐすとき、菜箸の先をボールから離さずに混ぜると、余計な泡が立たずに白身のこしが切れます。
漉し器はザルでも、ストレーナーでもかまいません。一度漉すとキメが細かく仕上がります。 |
2. |
海老は殻を剥き、7ミリ長さに切り、1尾は卵液用に、もう1尾は飾り用に分けておく。 |
3. |
デミタスカップに1の卵液と2の卵液用の海老を等分に入れ、布巾を敷き、湯気の上がった蒸し器に入れる。 |
4. |
最初、強火で1分、すぐに火を弱火に落とし、6分ほど蒸し、火を止める。
火加減が強すぎるとスがたちます、最初、卵液の表面の色が変わったら弱火に落としてください。 |
5. |
枝豆は塩茹でして、さやから外しておく。 |
6. |
小鍋にまぐろ節出汁1カップ、薄口醤油小さじ1と1/2を入れて煮立て、2の飾り用の海老を入れて一煮立ちさせ、火をとめる。 |
7. |
ボールにパールアガーを入れ、海老を取り出した5の汁を加えて、よく混ぜる。 |
8. |
3の茶碗蒸しの荒熱がとれたら、枝豆、海老を飾る。 |
9. |
6のアガー液を流し加え、冷蔵庫で十分冷す。 |
おいしい歳時記
弊店のかつお節を長らくご愛用いただいているお料理の先生、
吉田 渉子さんに、四季折々、季節の食材をつかったおいしいお料理を教えていただきます。
『おいしい歳時記』を担当させていただく吉田です。
南北に細長い日本は、郷土色も豊かで、その上おいしい水と、
四季おりおりの自然にも恵まれています。
だしさえ有ればあとは簡単。旬の食材で毎日の食卓をお楽しみ下さい。
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