鰹節の伏高トップページ伏高コラム/レシピ鰹節屋のつぶやき > 丸大豆醤油と本がえし、なんですが・・・

丸大豆醤油と本がえし
なんですが・・・

 

ヤマキンの金沢です。

今、電話してて大丈夫でしょうか?


忘れもしない2月27日の金曜日、
弊店が丸大豆醤油と本がえしを
仕入れている静岡県は焼津の
ヤマキンさんの営業担当の方から
電話がかかってきました。

朝イチの携帯への突然の電話、
悪い話に決まってます。

でも去年の10月に値上げの
通告があったばかり。4ヶ月の
スパンで再値上げは考えにくいじゃーないですか。

値上げ以外で悪い話って何だろう???

一応、身構えて先方の話を聞く体勢に入りました。

実は弊社工場の老朽化に対応するため、
全面的に工場内の改装をすることになりまして・・・

と金沢さんの声のトーンがだんだん暗くなってきた。

大変言いにくいのですが、年内で
ガラス瓶の製造ラインを廃止する
ことになりまして

大変申し訳ございません、
年明け以降は、伏高さんに
丸大豆醤油と本がえしを
供給することが出来なくなりました


と衝撃の事実を伝えられたのであります。

ヤマキンさんと出会ったのは、
弊店が通販事業を始める2年ほど前。

大変お世話になっている
とある料理研究家さんから

伏高さん、どこか『かえし』を
作ってくれそうな醤油屋さん、
知りませんか?


と聞かれたのが発端でした。

当時、その料理研究家さん、
書籍を多数出版されている著名人。

その方オススメの食材を通販する
業者さんも存在していて
弊店の削り節も売っていただいていたのです。

どうやら、自分のファンの方々に、
蕎麦屋さんが作っている『かえし』を届けたい

とお考えのようです。

弊店は、その料理研究家さんの
書籍に取り上げられたこともあり、
一般消費者様のお客様も増え、
それが、今の通販事業に
つながる訳ですから、私としても、
なんとしてもお役に立ちたかった。

懇意にしている焼津の
鰹節製造家の方を訪れた際、
この『かえし』の話をしたところ

伏高さん、焼津の醤油屋を紹介するので、
一度、話をしてみてください


となり、帰りがけに、たまたま
先方の時間が空いていたので、
訪れたのが焼津のヤマキンさんなんです。

ヤマキンさん、元々は自社で
醤油を醸造していたのですが、
当時、すでに他社から醤油を
仕入れて「タレ」やら「ツユ」に
加工する仕事が生業となってました。

高度成長期を経て、地場の醤油屋さんは、
自社での醤油造りを諦め、
醤油を原料にした加工業者に
転業した方がヤマキンさんも含め、
多数派になっていたようです。

自分で作った醤油より
大手メーカーさんが造った醤油を
仕入れる方が安上がりだったからだそうな。

そんなヤマキンさんですから、
問題なく「かえし」を作ることは出来るわけです。

その訪問時に、ヤマキンさんが
一番オススメの醤油を味見させて
いただいたのですが、

濃口醤油

味見をさせていただいた丸大豆醤油、まろやかで旨いのなんの


我が家にある大手メーカーの
丸大豆醤油より断然、まろやかで旨かった。

実は、その頃、すでに伏高で
通販事業を2年後にはスタートさせる
と決めていたので、

通販を始める時は、ヤマキンさんに、
その丸大豆醤油とそれを使った
本がえしを作っていただきたいと

2年後のお願いもして、
東京に帰ったのであります。


料理研究家さんの「かえし」を 作る件は、最終的には実現しなかったのですが・・・

伏高的には2年後の通販始動に向け、
調味料も販売するって事を決めた日でもあります。

ってな訳で、

ヤマキンさんに作っていただく
「丸大豆醤油」と「本がえし」は
伏高通販立ち上げ時期から
28年ほど販売をしている大切な商品ですから、

2月27日に伝えたられた
「ガラス瓶ラインの廃止」は
衝撃以外の何者でもありません。

コレ、親会社が決めたことなんでしょう。

だから金沢さんに文句言っても
仕方ないと思うし諦めの境地だけど・・・

仕事を引きついてくれる
メーカーさんは紹介してくれますよね


と念を押して電話を切ったのであります。

ヤマキンさん5年ほど前に
M&Aで大手食品メーカーの傘下に入りました。

やはり親会社のご意向には逆らえないのでしょう。

まだ時間もあるから、引き継いでくれる
メーカーさんを必ず見つけてくれる

とタカをくくっていただのですが・・・

3月30日の月曜日

ホントにすいません、
丸大豆醤油をガラス瓶に充填する時に、
必要な設備があるんですが、
それを6月中頃に廃棄することが決まりました。

御社の丸大豆醤油の製造、6月上旬が最後になります


だって。

イヤー参った参った。
どんなに文句を言ったところで、
この事実は覆りません。

不思議な事に、本がえしは
年内、製造可能だそうです。

ところで、ウチの仕事を引き受けてくれるメーカーさん、見つかった?

と聞くと

すいません、苦戦してます

とツレないんですよコレが。

こんな状況でございまして、
6月上旬に作っていただいた
丸大豆醤油を売り切ってしまうと、

丸大豆醤油、しばらく販売を休止にさせいただかざるを得ません。

ヤマキンさんだけに頼ってても
ラチが明かないので、

先月から自分でも旨い濃口醤油の
仕入先を探しております。

ヤマキンさんが新しいメーカーを
紹介してくれれば

現在と同じ「丸大豆醤油」と
「本がえし」の販売を継続できますが・・・

まったく違うメーカーさんから
丸大豆醤油を仕入れて、
今までとは違う「丸大豆醤油」と
「本がえし」を販売するようになるかもしれません。

ホームページ上で「丸大豆醤油」と
「本がえし」の状況を逐次お知らせいたします。

ご不便をおかけしますが、
諸事情をご賢察いただき、
ご容赦の程よろしくお願い申し上げます。

 

丸大豆醤油

丸大豆醤油
¥1,566/600mlx1本
¥9,072/600mlx6本

 

本がえし

本がえし
 ¥1,836/600mlx1本
¥10,692/600mlx6本

 

築地仲卸 伏高 三代目店主 中野 克彦

 

 

追伸:

状況によっては、しばらくの間
丸大豆醤油本がえしも販売休止になるかもしれません。

よろしければ、在庫があるウチに、お買い求めくださいませ。

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