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姫ひじきは、かく作られる
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画面の左奥に見える岩場の周辺が、串本町、姫の海岸です |
平成26年5月と7月に、和歌山県串本町を訪れ、ヒジキの刈り取りから、煮上げ、蒸らし、天日干しまでの製造工程を見学してまいりました。
毎年、3月下旬から5月上旬にかけて、
ヒジキの刈り取りをします
干潮の日に、完全武装のオバサマ達が、
カマを使って、成長したヒジキを、丁寧に刈り取ります。
生まれて初めて見る生のヒジキ、
なんと黒くはありません。
緑色がかった茶色、こんな感じの色です。
刈り取ったヒジキは、
半日ほど天日で干してから、倉庫に保管。
まずは刈り取りを完了させてから、
梅雨明けに、乾燥ヒジキの製造にとりかかります。
ここからは夏の作業です
6:30am |
水をはった鉄釜に火を入れます、燃料は薪であります。
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7:30am |
鉄釜が沸いてきたら、準備作業スタート。
倉庫に保管してあるヒジキを水で戻しながら、水洗い。
塩分を、きれいに落とします。
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8:00am |
ヒジキを釜に入れ、蓋をする。
蓋の上には重しをのせます。
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8:20am |
蓋が持ち上がり、ヒジキが顔を見せたら、煮上がり。
火を落とし、蒸らしの開始です。
釜の中身が落ち着いた頃を見計らい、蓋を開け、煮上がったヒジキをかき混ぜる。
蒸らし上がるまで、4~5回はかき混ぜます。
(画像は、蒸らし上がったヒジキです)
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12:30pm |
蒸らし終えたヒジキをカゴに取り
一晩かけて、水を切る。
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翌朝、乾燥工程が始まります
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6:00am |
水を切ったヒジキを、シートの上に並べて、天日干しを開始。
均等に乾くように、何度もヒジキを混ぜます
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15:00pm |
ヒジキが真っ黒になれば、乾燥は完了。やっと乾燥ヒジキの出来上がり。
ゴミや雑草を取り除き、再び、倉庫に保管。
後日、袋詰め作業を行う。
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手間ひまかけて仕上げられた姫ひじきを、ぜひ一度ご賞味ください。