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ザ・ベストサラダ・インザワールド

 

私、子供の頃から生野菜サラダが大好物。

何たって、生まれて初めて作った料理
(とは言えないかも?)はドレッシングなんですから。

母の作り方を見よう見まねで、
器にサラダオイル、お酢、塩、胡椒を入れ、
かき混ぜて作ったのが小学校五年生の頃。

その頃は、母の趣味でリンゴ酢を使ってた
のですが、小学生には、ほどよい甘さだった記憶があります。

それから時は流れて二十七歳、
サラリーマンをしてた頃、
仕事でロンドンに行きました。

現地の同僚にイタリア料理屋に
連れてってもらった時に、食べたサラダが

「ザ・ベストサラダ・インザワールド」

世界一のサラダって名前の料理なんだから、
そのレストランのイチオシであります。

料理人がワゴンを押しながら客席に登場。

ワゴンの上には、まな板、野菜、包丁、
サラダボール、調味料等々が載っている。

板前さん、私の目の前で野菜を切り
サラダボールに入れ、油を加え、全体を混ぜます。

今思えば、これぞトスサラダ。

そこにお酢やら、塩やら、胡椒やらを投入し、
再び、混ぜてお皿に盛り付け、目の前に出してくれる。

ひとくち食べた瞬間、
ほんと、心の底から旨いと思った。

イギリスの食べ物はイマイチと偏見をもってたけど、まさに「ザ・ベストサラダ・インザワールド」。

画像生成AIに「the best salad in the world」のお題で描いてもらいました。
私がロンドンで食べたサラダではありません。


生まれてこの方、最高に旨いサラダだった。

ワインを飲みながらサラダを食べ、
パスタを食べたら大満足。

メインディッシュまでたどり着けずにディナーは終了。

同僚曰く「その店では、いつもサラダとパスタとワインだけ」だそうな。

再び時は流れて、中野家は
カミさんと子供二人の四人家族になります。

当然、サラダは私の大好物。ドレッシングは自家製です。

当時は「サラダオイルってヘンな油」なんて事、
知らなかったので、サラダオイルに米酢とか
リンゴ酢でドレッシングを作ってた。

娘が高校生になり色気づくと、ダイエットが最優先。

ノンオイルドレッシングなんぞが食卓に登場するようになる。

その手のドレッシング、私は苦手なので、
いつしか、安いバルサミコを買ってきて、
サラダにかけて食べる様になっていた。

安いバルサミコって、それほど
甘くないのでドレッシングになります。

子供達が結婚してカミさんと二人だけになり、
バルサミコのサラダが続いていたのですが、

去年あたりから、カミさん、たまーに
ドレッシングを事前に和えたサラダを
作るようになりました。

これが、かつてロンドンで食べた
「ザ・ベストサラダ・インザワールド」
彷彿させる出来映えで旨いのなんの。

カミさんに聞くと、生野菜を水切りして、
オリーブオイルで和えて、食卓に出す寸前に
ワインビネガーを投入するそうな。

まさに、正調、トスサラダ。
ワインビネガーが味の決め手と悟った次第。

ってな顛末で、何としても弊店でも
ワインビネガーを売りたいと
昨年から思い続け、米酢の取引先である
センナリさんに真っ当なメーカーを
数社紹介していただき試食。

これぞ、ワインから作ったお酢である
(酸っぱいだけじゃなくて旨味がある)
と口に入れた瞬間、ビビッと感じた
アサヤ食品さんの赤ワインビネガーを、
今月(2023年6月)から販売することになりました。

 


熟成ワインビネガー 赤
¥637/150ml

ぜひ一度、 熟成ワインビネガー 赤を使って「ザ・ベストサラダ・インザワールド」を味わって下さい。

築地仲卸 伏高 三代目店主 中野 克彦

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