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佐々木ひろこさん

和洋中の中で、和食のダシがいちばん簡単です。かつお節や昆布をお湯に放り込んで漉すだけですから

フードライターとして料理関係の書籍や雑誌で活躍中の佐々木さんに、 ご自身の食生活ではだしをどのように活用しているかをお聞きしました。

■佐々木ひろこさんについて
大阪府出身。法律関係の仕事を経て、28才のとき著名なフードライターに弟子入りし、 アメリカの調理師学校を卒業後に独立。家族はご主人と、6才(女子)と3才(男子)のお子さんが2人。 仕事をこなしながら、家事に子育てにと忙しい毎日を送っています。


伏高を知ったきっかけを教えてください
仕事で調べていたらHPに行き当たりました

シェフのNOBUさんのお寿司の本の原稿を書いていたときに、かつお節について調べなくてはならなくて、 ネットで検索していて出会ったのがきっかけです。そのとき分かったのですが、 かつお節について詳しく書いてあるHP って なかなかないんですよね。
*NOBUとは、ノブ・マツヒサ氏のことで、アメリカや日本でレストラン「NOBU」などを経営する著名なシェフのこと。 

かつお節が作られる工程などが詳しく書いてあって、「とても まじめに乾物に取り組んでいる んだな~」というのが 印象でした。それで「実際の商品はどんなものなのか自分でも購入してみよう!」と思って、 かつお節をはじめ、煮干しや昆布など 初めての注文なのに沢山購入 しました。


息子は袋を抱えて食べています

特に気に入っているのは、「無添加いりこ」という商品です。これはどうやら期間限定の商品のようなのですが、 防腐剤を使っていない煮干しで、そのまま食べてもおいしい煮干しです。

我が家は子供が2人いるのですが、 下の息子がとにかく和食好き で、 このいりこは袋を抱えた状態でむしゃむしゃ食べるほど気に入っています。

それ以外には「本枯鰹節厚削り」も気に入っています。前にスーパーで買ったときは生臭くて、 それ以来敬遠していたのですが、伏高さんのは全然違いました。これで鴨南蛮そばのおつゆを作ったのですが、深みがありつつも、 後味はすっきりとしていて、 とても美味しく仕上がりました。やっぱり本物は違うな~というのを実感しました。


大阪ご出身とのことで、味付けは関西風ですか?
佐々木家では乾物は冷蔵庫のこの
引き出しに収納しています。
主人も関西なので、家の味は関西風です

現在住んでいるのは東京ですが、私も主人も関西出身。なので、自宅での食事の味付けは、薄口しょうゆにみりん、 が基本。子どもたちもそれに慣れていて、特に息子は、外で初めてうどんを食べたときに、 そのおつゆの色の濃さにびっくりしていました。  

ただ仕事柄、フレンチや和食、中華にイタリアンなどあらゆるジャンルのレストランに取材することも多いので、 そういうときは何でもいただきますし、特に好き嫌いもありません。


以前は洋食派でしたが、今はすっかり和食派

独身時代から料理は好きでよく作っていました。転勤で26才のとき東京に来て初めてひとり暮らしをしたときは、 キッチンが独占できるのがうれしかったのを今でも覚えています。それまではずっと大阪で実家暮らしだったので、キッチンはやっぱり「母の城」でした。東京での独身時代は、洋食派で、チキンストックを鶏ガラから作ったりもしていました。
*チキンストックとは、チキンからとった洋食のベースになるスープのもとのこと。  

でも、結婚して子どもを産んでからはすっかり和食派です。子どもに野菜を沢山食べさせようとすると、 洋食だとあまりバリエーションがないのですよね。サラダやスープとかくらいしかなくて…。  

和食だとお味噌汁の具にしたり、煮物やおひたしにしたり、いろいろな料理で野菜を食べさせることができますよね。 それで私もすっかり和食派になりました。


「だし」をとることは、面倒ではないですか?

取材時に用意してくださった食事。
奥のトマトは湯向きにして濃いめに
とっただしに少し塩を加えたもの。
だしの味がよくわかる一品。
洋食よりも簡単です

チキンストックを作っていたことに比べたら、 全然 手間がかかりません 。 チキンストックは、作っているときは部屋中に匂いがこもるし、作り終わったあとの鳥ガラや鍋の片づけも大変なんです。  

それにくらべたら、和食の「だし」は本当に手間いらず。 昆布や煮干しは、前の晩に水につけておくだけだし、 かつお節も沸かしたお湯にほうりこんで漉すだけ ですから。


2日に1度、2リットルが基本

我が家では、2日に一度、 昆布とかつお節で取っただしを2リットル 作っています。 それをあらゆる料理に使います。 子どもたちの幼稚園のお弁当のおかずにも使います。 大体1日目で1リットル使い、残りは翌日のお味噌汁か料理で使い切ります。

それ以外に煮干しのだしを味噌汁用に作るのが毎日、というのが我が家のだしの基本ローテーションです。

娘はパスタなども好きですが、息子は見向きもしません。洋食の日にコーンスープなどをつけると、 「コーンスープよりも味噌汁がいい」というほどです。3年前まで 主人の仕事の関係で香港に住んでいたのですが、その時も毎日だしを取っていました。


和食の素晴らしさを再発見

日本ではあまり話題になっていませんが、実は料理の世界では、今和食は世界的に大ブーム。 その繊細さはフランス料理と並び称されるほどの地位なんです。

私自身、子どもを持つまではそこまで和食にほれ込むことはなかったのですが、今では自宅で作る料理の9割は和食です。特に息子が大好きなこともありますが、ヘルシーで身体にもいいですし、 飽きがこないのも魅力。実はフードライター以外にも、料理関係の日英翻訳や、外国人向けの日本料理教室を不定期で開催しています。 そういった活動を通して、和食のよさを世界に広めていけたらいいと思います。


伏高代表の中野と、佐々木さんが手がけた本を片手に「だし談義」に花が咲きました。
 
佐々木さん、お忙しいところをありがとうございました!
※取材日時 2013年4月
※取材・制作  カスタマワイズ

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