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黒川 春男

築地の風景

by 築地本店店長、黒川春男

2019 30

廃業する隣の伊勢龍さんからサーキュレーターをもらう。店前全開の伏高のエアコンの冷気を取り戻そうと、店奥に向けて送風。予想以上に効果抜群。やったー!!。一度、二度の気温の差は大きい。  

オリンピック開催まで一年を切ったとの報道ばかり。来年もこんな暑さ、湿度、熱中症でバタバタ救急搬送になるんじゃないかと、嫌な予感。黒ネコの住む晴海二丁目から、自転車で10分圏内で、有明アリーナ、有明体操競技場、有明テニスの森。晴海選手村は目と鼻の先。一年前、どんなもんかと見に行った晴海選手村予定地。広大な敷地に巨大クレーンが、数え切れないほど乱立。昨日、再び訪れる。東京ドームの3.7倍の敷地に23棟の大型マンションがほぼ完成。東京五輪選手宿舎、閉会後、改修してマンション群、晴海フラッグとなる。二棟の50階建てタワーマンションも追加される。

ここに5650戸という凄まじい規模に一万八千人の住民が移り住む。小中学校、商業施設、晴海客船ターミナルもお台場の東京国際クルーズターミナルに移動、公園も広々と、海に浮かぶ緑の島のキャッチコピー。 最寄り駅は、都営大江戸線かちどき駅のみ。徒歩で20分。ここ三年、かちどき駅の拡張工事を行ったが、それでもキャパオーバー。すでに駅の近くにはタワーマンション乱立。駅は機能しなくなるのでは?

環状二号線を使い晴海フラッグと新橋駅を10分で結ぶBTR(バス高速輸送システム)の運行を計画しているが、2台が連結したBTRでも輸送力不足。果たして晴海フラッグに人はやってくるのか。今でも混雑する晴海通り。毎日大渋滞するのではと、ああ恐ろしい。

晴海に暮らして二十五年程。築地から、かちどき橋、黎明橋を越えた晴海はのどかな地区でした。その後ニョキニョキと近所にタワマンが雨後の筍のごとく増えて、晴海の人口は急増。なにやら。古株の我がマンションがみすぼらしく見えます。しかし、ここですっと住み続けるしかありません。このマンション、しょっちゅうリフォームで、二台あるエレベーターの一台が、内装保護のため、ずっとクッション材で覆われてます。我がマンションの内覧のパンフレットの案内住宅価格を見てびっくり。リフォーム済みで一千万程上昇。晴海は今、人気物件なのでしょうか。 

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