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2018年1月26日 Vol.854築地の鰹節屋『伏高』がおくる、よもやま話
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おはようございます。
築地仲卸 伏高、店主の中野でございます。
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あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。
1年間のご無沙汰です。
お陰様で、聴だしの会も25回目と なりました
数年前より、「どの素材を選ぶか」と
悩むようになりましたが、 年末にアレコレ考え、
25回の素材は 「上粉」とすることにしました。
先ずは一般的な能書きをお聴きください。
削り節は堅い鰹節を機械で
削って製造するのですが
すべてがヒラヒラに削れる
訳ではありません。
どうしても粉が出来てしまいます。
また、ヒラヒラの削り節は
もろいので、袋詰めの際に
ちょっと手で触ると
ヒラヒラが崩れて、粉になる。
削り節製品の中に、そんな粉が沢山
入っているとお客様は困りますので
極力ふるって製品への粉の混入を
防いでいるのです。
そんな訳で、毎日毎日
ふるった粉が貯まるのですが
捨てるのはもったいない。
粉だからといって
ダシが出ないわけではありません。
逆に、細かいのでダシが
出やすかったりもする。
そして、ご飯の上にかけて
食べるなんて使い道もあるのです。
そこで、粉だけを袋詰めにして
「上粉」という商品にして販売してます。
上粉は弊店で作る削節をふるった
粉ですから、9割近くは鰹節の粉ですが
マグロ節も宗田節もサバ節も
うるめ節も入ってます。
本来、上粉は副産物なのですが
今から30年ほど前
丸元淑生さんという料理研究家さんに
「 上粉で良いダシがとれる
その上、使い勝手も良い 」
と本に書いていただいたことが
きっかけで人気の商品になりまして
副産物だけでは足りない事も
しばしば起こりまして
今では、定期的に、削り節を
わざわざ粉に加工して製品を作っています。
そういう意味では、上粉は普通の削り節より
作るのに手間がかかっている訳です。
今回の聴だしの会では
削り節はヒラヒラであるべき
と思っている方
(上粉を使った事がない方)に
粉の可能性をご体感いただこうと
思っております。
「聴だしの会」の趣旨については
こちらをご覧ください
てな訳で、『上粉』にご興味あれば
ぜひぜひ、こちらよりご応募ください。
よろしくお願い申し上げます。
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築地仲卸
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伏高
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三代目店主
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職人が丁寧に仕上げた、まがい物ではない、昔ながらの
「真っ当な食材」を、一人でも多くの方に味わっていただきたい。
そして、子や孫の世代に残してゆきたいと考えています。
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