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2017年5月19日 Vol.818築地の鰹節屋『伏高』がおくる、よもやま話
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おはようございます。
築地仲卸 伏高、店主の中野でございます。
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あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。
「 築地はどうなるの??? 」
って、ここにきて、また
知り合いに聞かれるようになりました。
豊洲か築地か、って話ですが
小池都知事のお考えを知る由も無し
テレビをつけると、築地(市場内)の
人々や、政治家さんが
やれ豊洲だ、やれ築地だと
発言をしてますが・・・
自分の商売はどっちの方が有利???
自分の政党には、どっちが有利???
このことだけを考えて
発言されているような
気がしてなりません。
本来であれば
100年先までの食品流通を鑑みて
行政が運営する市場は、どうあるべし
ってな議論をして
決めるべきと思うのですが・・・
まあ、元々が
豊洲に行った方が商売上、有利
と思った市場内業者(大手が多い)と
天下り先(公設市場)を温存したい
都のお役人様の連合が
築地で商売した方が得
と思った業者(小さい業者が多い)
と戦った結果
前者が勝利し、豊洲移転担になった訳だから
将来を見据えた公設市場のあり方
なーんてロクに議論されてなかった
未来永劫
自分にはどっちが得?
って観点で戦いが続くのでしょうね。
と偉そうに書きましたが
何を隠そう、私としては
市場が築地に残る方が、商売上
すごーく有り難いから
築地再整備を心の底から願ってます。
だから、私、そんな思いを根底に
このメールも書いているので
適当に、割り引いてお読み下さい。
ただ、ここに来て
なーんとなく、世論が豊洲に
向いてきている感じがします。
豊洲にも築地にも問題がある訳だから
5千8百億円も使っちゃった
豊洲に行くしかないよね
こんなご意見です
確かに5千8百億円は大金だし
ドブにすてる訳にはいきません。
でも、そんな大金を使って
使い勝手が悪い、そして、最初の話と違った
豊洲市場を作ったのは東京都知事とお役人様
そして、議員先生ですよ。
だから、5千8百億円の落とし前は
東京都がつけるべき
豊洲市場を都庁に改造して
都知事とお役人と議員先生は
そこで仕事をする
これが責任の取り方だと思う。
そして、新宿の都庁は売却して
5千8百億円の穴埋めをする
売却に夢が無ければ
都庁をホテルに改造して
都営ホテルを運営すれば
いずれ穴埋めできるに違いない。
こうして、5千8百億円を取り戻す
メドがたったら
築地でもの、どこか別の場所でも
(と書きつつ、築地だったら嬉しい)
今の食品流通に即した
コンパクトな市場を作れば良いと思ってる。
(市場を通らない食品物流の方が
今や、多いのですよね)
コレ、結構、真面目に思っているのですが
人に話すと、暴論と笑われます。
市場の歴史をひもとくと
日本橋から築地に市場が移転するのに
実は40年以上かかってます。
やっぱり、日本橋派と移転派の戦いが
明治21年から、延々と繰り広げられ
昭和10年、今の築地市場が開場したのです。
市場移転の決め手は関東大震災
人間の智恵だけでは決められなかった。
歴史は繰り返すといいますが
今回も、人間の知恵だけでは解決せず
天変地異が市場の場所を決めるかも???
と一抹の不安を胸に抱く今日この頃
なんですが・・・
杞憂に終わることを、切に願っています。
てな訳で、市場移転問題
決着まで、まだ時間がかかりそうですが
こちらは、来週の月曜日にきっばり
終了します
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築地仲卸
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伏高
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三代目店主
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「真っ当な食材」を、一人でも多くの方に味わっていただきたい。
そして、子や孫の世代に残してゆきたいと考えています。
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