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2015年5月8日 Vol.713築地の鰹節屋『伏高』がおくる、よもやま話 |
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おはようございます。
築地仲卸 伏高、店主の中野でございます。
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あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。
反日の国からどっとツアー客
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こんな川柳が毎日新聞に載ってましたが
銀座に行っても新宿に行っても
ほんと外国から来た観光客が増えました。
ご多分にもれず、築地も観光客の嵐
東洋人も西洋人も、ワンサカ来ます。
鰹節屋なんて珍しいのでしょうね。
皆さん、店頭に立ち止まっては
バシャバシャ写真をとるのですが・・・
ここ数年、人数が多くなり
食傷気味
というより
俺たちは見世物じゃないんだから
お願いだから、やめてくれ!!!
こんな心境。
だいたい、写真を撮るに際して、事前に
承諾を求める観光客は20人に一人いるかどうか。
(西洋人も東洋人も、そして日本人も同じ)
中には、店の中まで入り込み
道路に向かってピースサインをして
記念写真をとる輩まで現れた。
見世物じゃねぇーんだから
勝手に、写真なんか撮らないで
とっとと通り過ぎやがれ!!!
と大声で叫びたくなる
なんとか我慢してるけど
(嫌だから、いつも奥に隠れてる)
自分の姿を、無断でカメラに撮られる店の者は
たまったモノではないらしく
(今時は、画像をどう加工されて
ネット上にバラまかれるか分かりません)
「 No Picure Please 」
とか言ってますけど
半分以上無視されるんですよ。
まったく、酷いもんです。
確かに築地は作られた観光地ではなく
実際に買い出し人がいて我々がいて
本物の商取引をしているし
売ってる商品も珍しいから
観光客に魅力的なのも無理ないし
写真を撮りたくなるのも分かります。
でも、至近距離から
何の断りもなく、バシャバシャ
写真撮るなんて、非常識もいいところ
築地はディズニーランドじゃないの!!!
プロ顧客相手に、生身の人間が
地味に卸売業を営んでる街なんだから
少しは、こっちの気持も考えてよ!!!
と私は憤慨しているのですよ。
ほんと、見世物になってる気分で
最低最悪
ハッキリ言って 観光客なんて一人も来て欲しくない
これが本音であります。
こんな事を書くと
日本は観光立国を目指してるんだから
外国人観光客には親切にせねば・・・
おもてなし
この気持を忘れちゃいかん!!!
とのご批判もあろうかと思います。
私だって、道に迷っている
観光客に出会えば そりゃー助けてあげますよ。
でもねぇ、自分の職場に
ドタドタ突然入ってきて、一言もいわずに
バシャバシャ写真を撮る輩が
それも、毎日、大勢、現れたら
おもてなし
なんて心境には、とってもなれません。
と、ここまで書いて思い出した。
オリンピック招致の会議で
「おもてなし」のプレゼンをしたお嬢さん
芸能人(アナウンサー?)だから
他人様に見られるのが仕事なんですよね。
だから、勝手にバシャバシャ写真を
撮られても、まったく気にならないに違いない
(ほんとは、肖像権とかいって
勝手に写真を撮る輩には、
回りが厳しいのだろけど・・・)
芸能人はともかく、普通の人だって
職場に観光客が押し寄せる
人なんて、極々少ないでしょうから・・・
築地の人間の気持ちなんか
世間では理解されにくいのかもしれません
ふぅー
まあ来年11月、市塲が豊洲に引っ越したら
観光客も減って、仕事がしやすくなるかも?
それまで我慢の日々であります。
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築地仲卸
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伏高
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三代目店主
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職人が丁寧に仕上げた、まがい物ではない、昔ながらの
「真っ当な食材」を、一人でも多くの方に味わっていただきたい。
そして、子や孫の世代に残してゆきたいと考えています。
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