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2018年3月23日 Vol.861築地の鰹節屋『伏高』がおくる、よもやま話
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おはようございます。
築地仲卸 伏高、店主の中野でございます。
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あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。
「 社長、ほんとに申し訳ない
仕事が続けられなくなりまして・・・ 」
1月の第2週、弊店が海苔を
仕入れている鹿児島の谷口さんから
弱々しい声で電話がかかってきた。
12月の中旬、谷口さんから
「 佐賀の海苔、今年はどのくらい
仕入れますか? 」
との電話がありました。
その時、かなり元気のない声だったので
気になっていたのですが
案の定だった。
谷口さん、半年ほど前に肺がんが
発見されたとの事。
頑張って闘病されているのですが
病状は芳しくなく、ついに3月末での
廃業を決意されたのであります。
弊店では、
「干出だけで育てた初摘み海苔」
(佐賀の酸処理をしてないスサビ海苔)
と
「干出だけで育てたアサクサ海苔」
(鹿児島県出水の酸処理をしてないアサクサ海苔)
を販売しております。
谷口さんの病気の事が心配なのは
もちろんですが、私としては
4月以降の海苔の供給も気がかりです。
「 出水の漁協と漁師さんで販売会社を
立ち上げる事になったので、アサクサ海苔は
大丈夫なんですが、さすがに佐賀の海苔を
出水の人には頼めなくて・・・ 」
と谷口さん。
仕入ルートは変わりますが
今までと同じアサクサ海苔をお届けできます。
元々、佐賀の初摘み海苔は
北海道の海苔屋さんから
仕入れていたのですが
その海苔屋さんが倒産してしまったので
急遽、アサクサ海苔の仕入元である
谷口さんにお願いして、
佐賀の同じ漁師さんから
酸処理をしないスサビ海苔を
仕入れていただき、
それを焼海苔に加工していただいて
弊店に供給していただいておりました。
「 谷口さん、それじゃー、佐賀の漁師さんの
連絡先を教えて下さい。
先方と取引のある海苔屋さんを紹介していだだき、
同じ海苔を仕入れる方法を考えますから 」
てな訳で、時間はかかったものの、
初摘み海苔も、仕入ルートは変わりますが、
今までと同じ漁師さんが作った酸処理を
していないスサビ海苔をお届けできます。
アサクサ海苔は2月に谷口さんから
仕入れた海苔がまだ在庫になっておりますが
初摘み海苔は1月の仕入分で
谷口さんの在庫がなくなったので
3月上旬から品切れ状態になっておりました。
4月中旬から販売が再開できるよう
全速力で準備を進めております。
初摘み海苔ファンのお客様には
恐縮ですが、今しばらくお待ち
いただきたく存じます。
よろしくお願い申し上げます。
追伸:海苔の干出(かんしゅつ)ってなに???
海苔の酸処理ってなに???
って、思われているのなら
こちらをご覧ください。
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築地仲卸
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伏高
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三代目店主
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職人が丁寧に仕上げた、まがい物ではない、昔ながらの
「真っ当な食材」を、一人でも多くの方に味わっていただきたい。
そして、子や孫の世代に残してゆきたいと考えています。
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