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2015年5月22日 Vol.715築地の鰹節屋『伏高』がおくる、よもやま話 |
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おはようございます。
築地仲卸 伏高、店主の中野でございます。
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あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。
「 突然なんですけど
6月で廃業することに決めました 」
鰹節削器メーカーの小椋さんから
こんな突然の電話があったのは3月下旬
小椋さん、もう80歳に近いし
跡継ぎもいないので
廃業するのは時間の問題
とは思っていたのですが・・・
たった3ヶ月の予告には
少々驚きました。
なんでも、小椋さん
2月に倒れたようでして
運良く一命を取り留めたとの事。
今は、元気に仕事をしていますが
もう潮時との判断をされたようでして
心身共にしっかりしている間に
誰に迷惑をかけることなく
きちんと廃業する事に決めたそうな。
そう言われちゃうと、私としても
「 お気持ちは十分わかります 」
としか言いようがありません。
正直、困っているのですが
小椋さんを慰留するのは
諦めました。
そこで
「 ところで、小椋さんの仕事を
受け継いでくれる方はいるのですか? 」
と聞くと
「 削器の製造なんて、正直な話
利益がを出せる仕事じゃないですから
次を託せるような人はいません 」
この答え、予想はしてましたが
やっぱり、困った。
発する言葉もなく
2~3秒、無言でいると
「 と簡単に言われても
伏高さん、お困りでしょうから
前もってご注文をいただければ
その分の削器を作ります
ただ、来年の1月か2月までには
納品完了ということでお願いします 」
と小椋さん、仰ってくれたので
ほっとしたのであります。
その後、来年の1月までに納品していただく
削器の台数を小椋さんにお知らせし
安い方の削器は、120台
本職用鰹節削器は、少なくとも50台
製造することを承知して頂きました。
(ほんとは、本職用削器を
もう50台作っていただけるよう
今もお願いしています)
てな訳で、小椋さんの廃業は
やむを得ない状況なんですが
なんとか向こう1年分の削器は確保したので
(本職用は来年4月には完売するかも)
今すぐ慌てる必要はないのですが・・・
その後はどうなるの???
って、聞きたくなりますよね。
申し訳ない、話が長くなるので
それについては、来週にお話させていただきます。
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築地仲卸
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伏高
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三代目店主
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本節を斜めに削ると・・・
削り易くなるのです
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薩摩型本節
枕崎に古来より伝承されている技法「薩摩切」で仕上げました
「薩摩型」は鮮度の良い鰹を加工している証です
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築地の風景
築地店の店長、黒川春男がつづる築地の風景をお読みください
私が、次世代を担う仕上節製造家と期待している男です
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職人が丁寧に仕上げた、まがい物ではない、昔ながらの
「真っ当な食材」を、一人でも多くの方に味わっていただきたい。
そして、子や孫の世代に残してゆきたいと考えています。
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