鯵煮干のダシはあっさりしているので、主に、うどん屋さんに使われておりましたが、 最近ではラーメンの食材としても知られるようになりました

サンマは節に限ります

なぜなら・・・

お手製「ポン酢」を作りませんか

柑橘果汁の使い途は
ポン酢だけではありません

あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。

大変長らくお待たせしました。

鳴門灰干若布

ようやく入荷しました。


鳴門灰干若布は鳴門市の製造家が
作った製品を東京の同業者経由で
仕入れて長らく販売しておりました。

昨年の５月あたりだと思います。
灰干若布の仕入元の同業者から
連絡があり

「灰干若布を作る人がいなくなり
　もう供給ができません」

との事。

まったくもって晴天の霹靂であります。

築地の店頭で販売している
業務用の鳴門産塩蔵若布を
仕入れている徳島県の問屋さんに
すぐさま連絡をいれました。

事情を話すと

「だろうねー
　灰干若布、作るの大変だから
　いなくなるのも仕方ないですよ」

ときたもんだ。

「とは言え、作ってくれそうな人に
　当たってみますから」

と優しいお言葉。


昔は灰干若布を作る製造家も
沢山いたのですが


手間の割には、お金にならない

（天候により、製品に仕上がらず
　売れない若布が頻発したことも
　あるそうな）

そこで、皆さん
塩蔵若布の製造家に転業したそうな。


伝統的食品製造の世界では
ほんと、よくある話でありますです。

待つこと１ヶ月

ようやく作ってくれる
製造家を見つけていただき
１ケース仕入れたのが昨年の６月末。

「すぐに売れると思うので
　来月あたり、もう１ケースお願いします」

とお願いしたのですが、以来
灰干若布は届かずでした。

正直な話、

もう灰干若布は販売終了かも？？？

と、諦めの境地だったのですが・・・

今月の初め、徳島県から電話がかかってきた

「徳島の◯◯商店と申します
　灰干若布を△△さん経由で
　伏高さんに買っていただいてました

　やっと新物が出来上がったので
　お買い上げいただけないでしょうか？」

△△さんは、今まで灰干若布を仕入れてた
東京の同業者であります。

「△△さんに連絡したんですが
　電話に出た事務員さんに話が
　まったく通じなかったので
　伏高さんに電話をしました」

だって。

◯◯商店さんは海藻問屋さんで
鳴門に、もう３人しかいないらしい
灰干若布製造家の内の一人と
取引をしているのだが

去年、その製造家さんが養殖していた
鳴門若布が流されてしまい
一切、製造ができなかったそうです。

（若布の養殖をしている漁師さんが
　灰干若布の製造をしているようです）

つまり、

製造家が廃業したから
灰干若布は供給できない

は、まったくのガセネタだったのであります。


ってな顛末で

早速、同業者の△△さんに連絡し
事の次第を伝え、新物を仕入れて
販売を再開しております。

ようやく灰干若布の販売再開
と相成りましたが・・・


どうやら鳴門灰干若布
絶滅危惧種、レッドリストに
完璧に入ってしまった模様です。

多少なりとも、高く買えば
絶滅の危機から脱出できる

いや、絶滅までの時間が延長されるかも？

と思いまして、誠に勝手ながら
問屋さんにお願いして、製造家さんが
作り続ける気持ちになるように
ある程度高い価格で仕入れていただき

その分、弊店が高い価格で仕入れ
申し訳ございませんが

その仕入価格を反映させた価格で
販売する事にいたしました。


灰干若布ファンの皆さまに
おかれましては、絶滅しないよう

いや、絶滅までの時間延長に
ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。


鳴門灰干若布

￥１，８３６／５０ｇ

ワインビネガー専門メーカとしての 夢を追いかけて

５０年の歳月をかけて完成した純国産バルサミコ酢

優しい酸味そして凝縮されたブドウの甘みが味わえます

フライパンひとつでお手軽に作れます。

味の決め手は白バルサミコ酢

濃醇だしを使えば、あっという間に出来上がる。

火を使わず、水で１５倍に薄めるだけで「真っ当なダシ汁」が出来上がる

お客様から寄せられたご感想をご覧ください

職人が丁寧に仕上げた、まがい物ではない、昔ながらの
「真っ当な食材」を、一人でも多くの方に味わっていただきたい。
そして、子や孫の世代に残してゆきたいと考えています。

築地仲卸　伏高
（運営責任者：中野克彦）
東京都中央区築地6-27-2
nakano@fushitaka.com
https://www.fushitaka.com