築地鰹節伏高 鰹節屋の与太話

2019年12月6日 Vol.948築地の鰹節屋『伏高』がおくる、よもやま話

本メールマガジンは、HTML形式のメールです。内容に画像を含みます。
画像が表示されない方・レイアウトで読みにくい方はこちらをご覧ください。

 

 おはようございます。

 築地仲卸 伏高、店主の中野でございます。

 

真っ当な食材で豊かなくらし
 
今週のおすすめ
     干数の子   田作          十割蕎麦
         

干数の子

今年は、純国産です

 

留萌の製造現場をご覧ください

 

山口産田作

おせち料理には欠かせません

 

お正月の「 ごまめ 」、今年は手作りしてみませんか

 

十割蕎麦

弊店の十割蕎麦で

風味の濃い「年越し」をお楽しみください

きちんと蕎麦の味のする乾麺作りプロジェクト

店主あいさつ
 

あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。

豊洲で干しカズノコ入札会

最高値は井原水産

コレ、日刊食料新聞という
業界紙の見出しであります。

11月29日、豊洲市場で
干数の子の入札がありました。

それにしても、マスコミ的には
「干しカズノコ」と書くんですね。

還暦オヤジの私としては
「干しカズノコ」では
どうしたって、旨そうじゃない
やっぱり「干数の子」とか
「干し子(ほしこ)」じゃなきゃです。

表記の事はさておき

新聞には

上場数量は前年比の
16%減と書いてありましたが・・・


弊店が買いたい、井原水産さんの
干数の子の上場数は

4特が前年比25%減
3特はそれ以上
なんと62%減だったのです。

大幅な数量減は事前に分かってたので

いくらで応札すれば買えるの???

とずっーと考えていた。


もっとも、弊店に入札権はないので
権利を持っている同業者に頼んで
札を入れていただくのですが


コレが、余計に難しい。

自分で札を入れるのなら
確信犯的に、高値の札を
入れちまうんだけど

他人様だと、どうしても
高値に限度があるらしい


入札前日、札を入れてくれる人に

「 去年より2割でも3割でも、いや
  4割5割でも高い札を入れていいから
  井原さんの数の子、できるだけ
  沢山買ってね 」

って、お願いしたら


「 まあ、周りを見ながら
  突出しない値のレベルで
  できる限り数多く、買いますよ 」

ときたもんだ

って、毎年の事なんですがね。

どうも、世間一般では
安く取る方が入札が上手と
評価されるようなので
どこか、心の片隅で
ブレーキを踏むらしい

突出して高い値を入れると
競り場で、「 ひゅーひゅー 」とか言われ
からかわれるんですって。


彼に数の子の入札を頼むように
なって、もう4~5年

それでも、やっと私の要望を
理解してくれるようになりまして


今年の結果は、バッチリ

井原さんが出品した
数の子の約95%を落札して
いただけたのであります。

それも、あれだけ数量が
減った割には、価格は

4特で18%高
3特で45%高

だけで収まったのですから
私的には、入札、大成功
であります。

業界紙の記事の最後に

「 入荷量が少ない割に安かった
  品質は良い 」
との荷受問屋のコメントが
載ってましたが
まさに、その通りであります。


今年の干数の子、去年に比べれば
そりゃー高くなりましたが・・・


去年が安すぎたんです

やっと元の相場に戻った

これが実情

去年の相場が続いたら
誰も作らなくなって

それこそ干数の子は
絶滅してしまうかもしれません。



特特特特(4トク)と特特特(3トク)
の2種類です。



4トク ¥17,820/100gパック
3トク ¥15,660/100gパック

天日と浜風、そして、伝統の技が作り出した
干数の子ならではのプチプチ感、噛みごたえ

  • 噂に聞く食感を一度は味わってみたい
  • 子供にも一度は食べさせたい
  • 今年頑張った自分へのご褒美に

などなどと、お考えでしたら・・・

売り切れご免ですので、今すぐ、 ご注文ください。

 

追伸:干し子の価格は高くなりましたが
   今年は、政府が5%還元してくれます
   せっかくだから、ぜひ
   お国の政策をご活用ください

築地仲卸 伏高 三代目店主 中野 克彦
 
今週のおすすめ
鰹荒仕上節の削り節   オホーツクの干貝柱(S)  
トマトジュース
         

鰹荒仕上節の削節

伏高の看板商品の削り節をお試しください

枯節ならではの濃厚なだしがとれます

 

オホーツクの干貝柱
(S)

食べ始めると、止まらない

なぜオホーツクなの???

旬に作った新物が先月入荷してます

 

トマトジュース嫌いのカミさんが飲み干した

 

「果物のように甘いトマトジュース」のお話です

 
 


 

職人が丁寧に仕上げた、まがい物ではない、昔ながらの
「真っ当な食材」を、一人でも多くの方に味わっていただきたい。
そして、子や孫の世代に残してゆきたいと考えています。
 

築地仲卸 伏高
中野 克彦
nakano@fushitaka.com

「海のだし」のお話は
https://www.fushitaka.com/

伏高流 鰹節の削り方
伏高流 鰹節の削り方
<動画にて公開中>
 
 
 

このメールは、配信をご承諾いただいたお客様にお届けしている
 限定配信メールでございます。

メール配信停止やアドレスの変更はこちらのページより出来ます。
https://www.fushitaka.com/p/newsletter/unsubscribe/