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２０２１年１２月３日 Vol.１０５０
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おはようございます。
築地仲卸 伏高
店主の中野でございます。
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あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。
１１月２６日 １２時４０分
外でお昼を食べていると電話が鳴った。
その日は、干数の子の入札日
仕入をお願いしている同業者からの電話です。
店の中なので、電話に出れず
食後、路上で先方に折り返した。
「どうなりました？？？」
「ご要望通りの口数は買えましたが・・・
スイマセン、高くなっちゃいました」
との事
私は、入札権を持ってないので
入札権を持っている同業者に
頼んで札を入れてもらってます。
毎回、欲しい数量を伝え
「高く買っても文句言わないから
なるべく数を確保してね」
と同業者にお願いしているのですが
コレがプレッシャーらしい。
まあ、干数の子の入札は
日本で年に１回だけですから。
実は、今まで、要望の数だけ
買えた事、ないのですよ。
今回は４特を３口、３特を３口
を頼んでました。
字面だけ見るとたいした事ない
数量に見えるかもしれませんが
井原水産の出品数の７割ですから
実は結構な量なんです。
「４特の１番目と２番目は
昨年並みで買えたんですが
３番目、○○さんに￥▲▲の
札で取られたから、仕方なく
４番目は、その上を入れました」
「３特は、やや安く始まり
１番目と２番目は、そこそこ
去年並で買えたんですが
３番目に、やっぱり、すっ高値が
入り取り損ねですよ。
後がない４番目、気合いで高値を
入れたら、まさかの３者同値
再度、入札になり、エイヤと
書いて強引に取りました。
史上最高値かもしれません
ほんと、すいませんでした」
と、入札の模様を語ってくれました。
これは、出品数量が少ない入札に
ありがちな展開です。
干数の子、上物から順番に
４特、３特と入札されるのですが
相場が盛り上がると、最後の
３特が一番高くなるのであります。
なんたって、去年の干数の子
販売開始から３日で売り切れて
しまったので、数量の確保が至上命題でした。
「ありがとう、値段のことは
気にしないでね」
と言って電話を切ったのでありますが・・・
一体、いくらで売ればいいの？？？
と散々、悩んでしまいました。
普通に考えてると
少なくとも去年より１割は高く
そして、４特と３特の価格差は
ほぼ無し
こんな値付けになるんですが
ちょっと違いますよね。
アレコレ一晩考えて
３特も４特も去年と同価格で販売
する事にしました。
初めて、予定通り数量が買えた
そして、史上最高値をつけた記念
と言うか、数量を確保するために
相場を上げたのは弊店ですから
その分をお客様にご負担願うのはいかがなモノか
こんな思いもあり、今年の相場からすれば
割安な干数の子になっております。
純国産の干数の子
３特 ：￥１７，２８０／１００ｇ
４特 ：￥１９，９８０／１００ｇ
３特は残り３５ケ、４特は残り４２ケ
となってます。
ステイホームのお正月
元祖、日本の数の子を味わってください。
天日と浜風、そして、伝統の技が
作り出した干数の子ならではの
プチプチ感、噛みごたえ
・噂に聞く食感を一度は味わってみたい
・子供にも一度は食べさせたい
・今年頑張った自分へのご褒美に
などなどと、お考えでしたら・・・
売り切れご免ですので、今すぐ
ご注文ください
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| 築地仲卸 |
伏高 |
三代目店主 |
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職人が丁寧に仕上げた、まがい物ではない、昔ながらの
「真っ当な食材」を、一人でも多くの方に味わっていただきたい。
そして、子や孫の世代に残してゆきたいと考えています。
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