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２０２５年５月３０日 Vol.１２２９
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おはようございます。
築地仲卸 伏高
店主の中野でございます。
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あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。
ご無沙汰してます、東京の伏高です
今、電話をしてて大丈夫ですか？
５月１７日の土曜日
長崎の藤原さんに電話をかけた。
藤原さんは長崎県漁連の指定買受人
毎年、６月から１２月まで
月に一度、藤原さんにお願いして
出来たてホヤホヤの無添加煮干を
入札で落としていただき
弊店で販売してます。
数年前までの例年であれば
ゴールデンウイーク明けに
長崎では、弊店で販売している
「瀬戸内いりこ」の大きさに
仕上がる、カエリと呼ばれる
カタクチイワシの子供が獲れ始め
６月には大人のイワシになって
無添加煮干のシーズンが始まってました。
そんな訳で、毎年、５月には
沖模様を聞くために電話をしてます。
今年はどうですか？
すると
今年も去年と同じ
マイワシばかりです
と乾いたような笑い声を
交えて答えが返ってきた。
サイズは５～６㎝だから
まあ、質が良ければ
伏高さんのお客さんに
お届けできるとは思いますが
ウルメなんかが１～２割も
混じってるので、ダメですよね
だって。
ウルメが混ざってる煮干は売る気にならないし
さりとて、ウルメだけハネて袋づめする
なんて現実的ではありません。
この調子だと、今年も
商売になりそうもありません
煮干問屋さんとしては
やっぱり、カタクチイワシの
煮干の良品が出来上がらないと
売り上げが低調になる
去年から、商売的に厳しい
状況が続きっぱなしらしい
今年もすでに諦めムードなんで
乾いた笑い声なんですよ。
４月に一瞬、カエリがありましたが
今は、皆無です
２０㎝位の大きいマイワシに
カタクチのカエリは食べられて
海から姿を消してしまった
こんな状況です
去年、無添加煮干は
６月と１１月だけの販売でした。
どうやら、今年も極めて
低調な無添加煮干の入荷状況になりそうです。
６月２０日の販売予定なので
６月になって、もし質の良い
マイワシ１００％の煮干が
あればお願いします
ほんとはカタクチが良いのですが・・・
とお願いして電話を切ったのであります。
無添加煮干ファンの皆様
どうか、私と一緒に
カタクチでもマイワシでも
イワシの豊漁をお祈りください。
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| 築地仲卸 |
伏高 |
三代目店主 |
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職人が丁寧に仕上げた、まがい物ではない、昔ながらの
「真っ当な食材」を、一人でも多くの方に味わっていただきたい。
そして、子や孫の世代に残してゆきたいと考えています。
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