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あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。
昨年１１月の初め、五島の海塩の
製造家から電話がかかってきました。
「あのー、大変申し訳ないのですが・・・」
ほんと、すごーく申し訳なさそうな声だった。
「伏高さんに塩を卸すの、辞めさせて
いただけないでしょうか」
まさに青天の霹靂。
「えー何で？」と思わす口に出てしまった。
塩の製造家は実は、五島うどん
（弊店では販売してません）の
製造も行っています。
もちろん、自分で作る塩で
うどんは製造している訳です。
「伏高さんと取引を始めた頃と
比べると、今、うどんの販売量が
５倍以上になってまして
塩の絶対量が足りなくて
伏高さん以外の卸先には去年
すべて取引を断ったのですが
それでも足りず、仕方なく
うどん製造用に他所の
メーカーから塩を買ってるんですよ」
だって。
「私独りで塩を作ってるので
もう限界なんです
ご迷惑をかけて申し訳ござい
ませんが、助けると思って
他のメーカーを探して下さい」
確かに、この半年以上
塩を注文してから届くまで
かなり時間がかかるようになり
欠品することが多くなって
お客様にはご迷惑をかけていたのですが、
ようやく製造家の状況が分かった次第です。
「体力の限界だから勘弁して下さい」
って言われると、さすがに
「そこを何とか頑張って」とは言えません。
人を雇うとかの方法もあるのでしょうが
島に若い人は、ほんと少ないので
、
難しいらしい。
「状況は分かりましたので
取引停止の件は承知しました
でも、五島の塩の製造家を
紹介してくれないでしょうか？」
とお願いすると、
「一応相手はウチのライバルなんで
私が直接、紹介は出来ません
コレはと思う製造家の名前を
教えるので、伏高さん
すいませんけど、先方に連絡を
とって取引をお願いして下さい」
意外と冷たい対応とは思ったけど
ここで喧嘩しても仕方ないので
教えていただいた製造家の製品を
買って、味見をして
「これなら、今より旨いかも」と
思える塩を仕入れることにしました。
とは言え、突然電話をして簡単に
取引を始めていただける程
世の中甘くありません。
そこで、取引の五島饂飩の
製造家さんにお願いして
新しい塩の製造家を紹介していただき
年明けにやっと塩が届き
五島の海塩の販売を再開したした次第です。
塩の原料の海水は
以前同様、五島灘で採取しております。
製造方法は若干異なりますが
少なくとも依然と同等
私としては以前よりまろやかな
塩だと思います。
五島灘の甘い一番塩
￥９９３／１１０ｇ
五島灘の海塩
￥２，４８４／５００ｇ
製造家が変わった五島の塩を
ぜひ一度、お試しください。
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