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２０２２年１０月２８日 Vol.１０９６
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おはようございます。
築地仲卸 伏高
店主の中野でございます。
無添加煮干なんですが・・・
いまだ、長崎のイワシ漁が少なく
入荷の目処がたちません。
そこで仕切り直し、次回１１月１８日の販売予定に変更させていただきます。
イワシの豊漁をお祈りください。
無添加煮干の代わりと言う訳ではありませんが
柑橘果汁が入荷しました。
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あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。
今朝の与太話、ほんとは
夏の盛りにお届けする話として
下書きしていたのですが・・・
断食日記を書いていたら
お届けするタイミングを失ってしまい
今朝は、冬も目前なんですけど
夏の話にお付き合いくださいませ。
私が学生の頃、真夏の街を
ビーチサンダルで闊歩していた
若者が沢山いました。
当時、サーフィンが大流行してて
サーファー気取りの学生が
沢山いたんですよね。
もっとも、私はサーフィンは
しなかったし、ビーサンも履かなかったけど・・・
そんなビーチサンダルですが
発祥の地が兵庫県明石市だった
なんてご存じでしたか？
レイ・パスティンさんという
アメリカ人工業デザイナーが
戦後まもなく日本を訪れた際
草履を見て衝撃を受けたそうな
足の甲を覆う部分がない草履は
砂浜で履いても、砂をすぐに
払い落とせるし、蒸れる心配が
ないので、極めて合理的な履き物
であると感動したんですって。
後年、パスティンさんが
ソールと鼻緒をゴムで作る
ビーチサンダルの原型をデザインした。
１９５１年、そのデザインを携え
来日して草履や下駄メーカーに
製造を依頼するも門前払い。
最終的に、兵庫県明石市の
ゴム製造会社、内外ゴムさんが
ビーチサンダルの製造を請け負い
世界初のビーチサンダルが出来上がったそうな。
ハワイで販売をしたところ
一足＄１．９５のビーサンが
一ヶ月で１０万足売れて
大ヒット商品になり
その後、日本に逆輸入されたらしい。
ってな訳で、ある意味、日本生まれの
ビーチサンダルは
ギリシャでは「サヨナラ」
トルコでは「トーキョー」と
日本と関連付けた名前で呼ばれてるんですって。
とまあ、役に立たない雑学を
書き連ねてしまいましたが
英語で「ｊａｐａｎ」って
どんな意味かご存じですか？
エッー、日本の事でしょ
って思われますよね。
でも、日本は英語で「Ｊａｐａｎ」
先頭のＪが大文字なんです。
辞書で確認してください
「ｊａｐａｎ」は漆器なんですよ。
漆器は日本の特産品なので
英語で「ｊａｐａｎ」と呼ばれるようになったそうな。
陶器を英語で「ｃｈｉｎａ」と
呼ぶのと似たような話であります。
恥ずかしながら、ここからセールストーク
であります。
世界に冠たる日本の漆器ですが
なぜだか、日本のご家庭では
あまり使われなくなってしまった。
ちょうど、鰹節やら昆布が
日常の糧でなくなって来たように。
絶滅危惧種の食材を販売する弊店だから
漆器も売るべきじゃないか
と思い立ったのは７年前。
越前塗 千鳥汁椀 ￥８，８００
築地の店の隣にある漆器屋さんで
漆器の汁椀を２種類買って
我が家で味噌汁を飲んだら
まあー、味噌汁が旨い。
お椀に口をつけると
唇へのフィット感が心地よいのです。
熱い味噌汁を入れたお椀を
手でもっても熱くない
もっと早く、我が家でも
漆器を、日々、使うべきだった
と心底思った次第であります。
以来、飯椀、箸、匙と
漆器の扱い商品が増えたのであります。
これから、一段と
食べ物が美味しくなる時期
世界に冠たる日本の漆器で
食卓を囲むと、料理が一段と旨くなります。
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| 築地仲卸 |
伏高 |
三代目店主 |
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職人が丁寧に仕上げた、まがい物ではない、昔ながらの
「真っ当な食材」を、一人でも多くの方に味わっていただきたい。
そして、子や孫の世代に残してゆきたいと考えています。
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