築地鰹節伏高 鰹節屋の与太話

2016年12月29日 Vol.798築地の鰹節屋『伏高』がおくる、よもやま話

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 おはようございます。

 築地仲卸 伏高、店主の中野でございます。

 今日は木曜日ですが、年内最終営業日なので
 メールをお届けしています。

 先ずは、年末年始の営業のお知らせです。

 12月29日(木曜日)--年内営業の最終日
  1月 5日(木曜日)--年明けの営業開始

 本日29日午後6時までのご注文分は
 年明け1月7日(土曜日)の発送

 休業中に頂戴したご注文分は
 年明け1月10日(火)の発送となります。

 

真っ当な食材で豊かなくらし
 
今週のおすすめ
     鰹節屋のお雑煮   千鳥汁椀          乱筋飯椀
         

鰹節屋のお雑煮

おせち料理に飽きたら、気分転換に、

濃厚なダシが決め手の「かつお節屋のお雑煮」

を召し上がってみてください

 

千鳥汁椀(黒・朱)

お雑煮が美味しくなる越前塗のお椀です。

今度のお正月から日本が世界に誇れる器で食卓をかこみませんか

英語で漆器の事を
「japan」と言う事を
ご存じでしたか?

 

乱筋飯椀(黒・朱)

ご飯が美味しくなる
越前塗のお椀です。

漆器に盛ると、 白いご飯がまばゆく輝く

漆器を使うだけで
リッチな気分になる

 
店主あいさつ
 

あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。

レガシーは スバルの車 じゃなかったか

こんな川柳を、先月
新聞で見た記憶があります。

確かに、レガシー、いつのまにか
日本語になってしまった。

これも小池都知事の功績でしょうか。

で、小池都知事と言えば
やはり豊洲市場問題です。

まさか、この年末に
市場が弊店の隣で営業してるなんて
まったくの想定外。

まあ、場外市場に店をかまえてる
弊店としては、有り難い話ですが・・・

報道によれば、現在、豊洲に移転するために
何が必要なのか等々を検討中らしい。

だから、再来年の1月以降に
市場は豊洲に移転する運命だとは
思いますが、何があるかは分かりません。

(だって、最後の最後に、
 移転中止になったんだから)

で、ここからは先は、
どうせ実現しないので
笑い話として読んでいただくための

私見、豊洲市場はどうすべきか?

であります。


豊洲市場は、負のレガシーとして残すべし

ただ残すんじゃー、遺跡になるので
それこそ「もったいない」。

そこで、新宿の都庁を捨てて
東京都のお役人は、豊洲へ引っ越す

施設を適宜、事務所用に改造した
豊洲市場で仕事をするのであります。

つまり、豊洲市場は新都庁にすべし。


これが私の提言であります。

お役人様、仕事はしづらでしょうが

馴れ合いで行政を進めると
こんな結果になる

って事を、常に、念頭に置いて
仕事をすれば都政は素晴らしく
良くなるんじゃないのだろうか?

そして、本来は盛り土があるはずの
地下空間で、都議会を開催する

すると議員先生も、改心して(失礼)
仕事を励むんじゃーなかろうか?

で、新宿の都庁はホテルに改造して
都庁ホテルを運営する

さすれば、どんなに外国人観光客が
押し寄せても、ホテル不足にならないし
都にホテル事業の収入が落ちるので
豊洲市場で浪費した費用は
時間をかければ、取り戻せるに違いない。


話は分かったけど、築地市場はどうするの?

って、思ってますよね。

ここから先の話は、市場の中で商売を
している人には怒られそうなので
こっそり書きます。

だから、ひっそりお読みくださいませ。


築地市場は修繕しながら使用して
縮小均衡をはかるべし

と思っています。


「東京の台所」なんぞと言われてますが
築地市場の取扱数量は、バブルをピークに
右肩下がりに減っている。

大手スーパーチェーンが市場で仕入れる
商品は、総仕入額の1/3程度までに
落ちている、なんて話もある。

極論すれば、築地市場がなくなっても
都民の食生活は成り立ちます。

それほど、市場外での食品流通が
しっかり出来上がっている訳です。

それに、これからは人口減少社会。

こんな状況で、都のお金を数千億円も使って
築地市場の規模を大きくする必要なんて
まったくもってありません。

必要とあれば、私企業が自分のお金を
投資して、流通網を拡大します。

まあ、いざという時に
食品の流通が止まるといけないので
公営の市場は必要でしょうが
そこそこの規模で充分。

これからの公営市場は
築地に限らず、時間をかけて
縮小均衡を狙うのが合理的


であると、私は思っています。

ちなみに、場外市場は
私有地の上で私企業が運営してます。

(まあ、築地市場の配送システムに
 タダ乗りしてるから
 偉そうな事を言ってはダメなんだけど)


と、最後の最後、書きたい放題に
書いてしまいましたが、鰹節屋が
思いついた絵空事と、お笑くださいませ。

石原さん 小池にはまって さあ大変

これは間違いなく
毎日新聞に載ってた川柳

さて、豊洲市場、どうなるのか
乞うご期待であります。


@    @    @    @    @


本年も、私の拙い文章をご辛抱強く
お読みいただきまして
本当にありがとうございました。

今年は59回も与太話におつきあいいただき
ひたすら感謝しております。

また、沢山のご注文もいただきまして
重ねて御礼申し上げます。


来年も何卒よろしくお願い申し上げます。

良い年をお迎えください。

築地仲卸 伏高 三代目店主 中野 克彦
 
今週のおすすめ
本職用鰹節削器  
工場長の独り言
 
築地の風景
         

本職用鰹節削器

ただ今、在庫が5台あります

本職用の鋼を使ったカンナ刃だから、

半分の力でシャカシャカ削れます

 

工場長の独り言

削り節の製造担当、荒川晶充が語ります

 

築地の風景

築地店の店長、黒川春男がつづる築地の風景をお読みください

 
 


 

職人が丁寧に仕上げた、まがい物ではない、昔ながらの
「真っ当な食材」を、一人でも多くの方に味わっていただきたい。
そして、子や孫の世代に残してゆきたいと考えています。
 

築地仲卸 伏高
中野 克彦
nakano@fushitaka.com

「海のだし」のお話は
https://www.fushitaka.com/

伏高流 鰹節の削り方
伏高流 鰹節の削り方
<動画にて公開中>
 
 
 

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