築地鰹節伏高 鰹節屋の与太話

2016年12月22日 Vol.797築地の鰹節屋『伏高』がおくる、よもやま話

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 おはようございます。

 築地仲卸 伏高、店主の中野でございます。
 先ずは年末年始の業務連絡。

 沖縄、九州、四国、中国、北東北、
 北海道への年内発送は
 12月26日(月曜日)朝9時まで
 年内配達のご注文を承ります。

 関西、中部、北陸、関東、南東北への発送は
 12月27日(火曜日)朝9時まで
 年内配達のご注文を承ります。

 なお、一部、年内配達ができない地域も
 ございますので ご了承ください。

 12月27日(火曜日)朝9時以降
 12月29日(木曜日)午後6時までに

 承ったご注文は
 年明け1月7日(土曜日)の発送となります。

 ご注文・お問い合わせ等の受付は
 年内は29日(木曜日)まで

 年明けは1月5日(木曜日)から
 の開始となります。

 なお、弊店の休業中に承ったご注文は
 年明け1月10日(火曜日)の発送となります。

 

無添加煮干

 出来たてホヤホヤの無添加煮干

 残り19ケになっております


 

 

真っ当な食材で豊かなくらし
 
今週のおすすめ
     田作   天然醸造味噌(二年熟成)           米の酢(四ヶ月半発酵熟成)
         

山口産田作

おせち料理には欠かせません

 

お正月の「 ごまめ 」、今年は手作りしてみませんか

 

天然醸造味噌
(二年熟成)

じっくりと、昔ながらの製法で熟成させたので塩角がない、まろやかな味噌に仕上がりました

旨い味噌に出会うことができました

 

米の酢(二年熟成)

純米酒から、昔ながらに造りました

ツンとしないお酢
やっと見つけました

 
店主あいさつ
 

あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。

先月、サントリーの名誉チーフブレンダー
である輿水精一さんの講演を聞き
その後の懇親会で一緒にウイスキーを
飲む機会がありました。

個性の違う原酒をブレンドし
製品を仕上げるのが「ブレンダー」の仕事

チーフブレンダーはその責任者

つまり、ウイスキーの生みの親的
な存在であります。

輿水さんは、2014年に現役を引退し
名誉チーフブレンダーになられた後に
2015年に日本人初のウイスキーの
殿堂入りを果たした方であります。


私、食べ物については他人様より
詳しいと思っていたのですが
ウイスキーのことは、何も知らないに
等しいということを気がついた次第です。

で、これから、私がウイスキーについて
勘違いしてた事を恥も外聞も気にせず
書くのでありますが

ウイスキーに詳しい方は
読み飛ばしてください。

もしくは
「中野はそんな事も知らないの???」
と笑うために読んでくださいませ。


何を隠そう

シングルモルトって、一つの蒸留所で
同時期に仕込んだ同じロットの
ウイスキーであり
混ぜたりは絶対にしない

そして、ブレンドウイスキーとは
そんなシングルモルトを数種類ブレンドした
ウイスキー

だと思ってた。


正解は、同じ蒸留所で
大麦から作られた様々な原酒を
ブレンダーが混ぜ合わせて仕上げた
ウイスキーがシングルモルトなんですって。

同じ年に仕込んだ原酒でも
寝かせる樽が違えば、香りも違う。

当然、時間が経てば風味も変わる。

蒸留所には、多種多様の風味がする
原酒が沢山、貯蔵されているので
ブレンダーが、毎年毎年
ブレンドのレシピを変えつつ
同じ風味を保っているウイスキーを
作っているそうな。

だから、ワインと違ってウイスキーは
ビンテージによる味の違いを
謳うような事はしないらしい。

もっとも、ブレンダーは常に
味の向上を目指しているので
長期的には味は変わっているそうな。

ちなみにブレンドウイスキーとは
大麦から作った原酒と
トウモロコシ、ライ麦などの
穀類から作る原酒を混ぜ合わせた
ウイスキーを指すんですって。

つまり、私が思い描いていた
ブレンドウイスキーが
実はシングルモルトだった
こんな話であります。


勘違いは、まだまだあるのですが
ダラダラ書いてもつまらないので
このくらいにしておきます。


さて、ここからが、すごーくお恥ずかしい話

なんと、よせばいいのに、この受け売りの
能書きを、新宿のオカマがやってる
スナックで語っちまった。

そしたら、もっと物知りの方が
カウンターに座っていて

私の話を聞いて

「 そうなんですよ 」

と頷いて、次に

「 シングルモルトと勘違いしてた
  モノはカスクと言います 」

と教えられてしまったのであります。

知ったかぶりがバレちまった
恥ずかしいったらありゃしない。

あちゃーであります。

私、本当に反省してしまいました。

職業柄、食材についての能書きを
訳知り顔で垂れるわけですが
常に謙虚で語らないとダメですよね。


来年のテーマは

謙虚に語る

コレにしよう

と心に決めた11月でした。


ところで、輿水さんが
現役最後の仕事として
ブレンドしたウイスキーを
飲ませていただいたのですよ。

これがもう、旨いの旨くないの・・・

私の人生で、一番旨いウイスキーだった。

さすが、名誉チーフブレンダーです。
ごちそうさまでした。

築地仲卸 伏高 三代目店主 中野 克彦
 
今週のおすすめ
鰹節屋のオリンピックにご参加ください   十割蕎麦   干出だけで育てた初摘み海苔
         

鰹節屋のオリンピックにご参加ください

鰹節の品評会で水産庁長官賞を受賞した節を販売しております

 

十割蕎麦

弊店の十割蕎麦で

風味の濃い「年越し」をお楽しみください

きちんと蕎麦の味のする乾麺作りプロジェクト

 

干出だけで育てた初摘み海苔

お年賀、手土産にいかがですか?

海苔の酸処理って、農業で言えば農薬のことです

 
 


 

職人が丁寧に仕上げた、まがい物ではない、昔ながらの
「真っ当な食材」を、一人でも多くの方に味わっていただきたい。
そして、子や孫の世代に残してゆきたいと考えています。
 

築地仲卸 伏高
中野 克彦
nakano@fushitaka.com

「海のだし」のお話は
https://www.fushitaka.com/

伏高流 鰹節の削り方
伏高流 鰹節の削り方
<動画にて公開中>
 
 
 

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