鰹節屋の与太話

２０１６年９月８日　Vol.７８２築地の鰹節屋『伏高』がおくる、よもやま話

本メールマガジンは、HTML形式のメールです。内容に画像を含みます。
画像が表示されない方・レイアウトで読みにくい方はこちらをご覧ください。

　おはようございます。

　築地仲卸　伏高、店主の中野でございます。

　ただ今、鹿児島県は枕崎です。

　明日の金曜日、午前中はインターネットに
　接続で出来そうもないので
　本日、メールをお届けしてます。

アサクサ海苔
vs
スサビ海苔

その昔、海苔と言えば、アサクサ海苔の事だった

でも今は・・・

ああ、日本人でよかった
かつお節屋のおにぎり

シンプルに味わえば真っ当な食材の良さがわかります

淡口醤油は甘い

なぜかというと・・・

米麹を使ってるから

あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。

ただ今、９月８日の朝５時
鹿児島県は枕崎のビジネスホテル
でございます。

毎年９月の第２週は鹿児島で
全国規模の鰹節の入札会

弊店のような鰹節問屋が
各地から７０軒ほど集まります。

と、毎年、入札の朝は
同じ書き出しでスイマセン。

でも、今年は例年の入札とは違う。

今年は４年に一度の品評会開催年
（オリンピックイヤーに開催される）

昨日、受賞者が発表され
今日の入札は、まず、品評会に
出品された節の取引から始まります。

品評会の一等賞は「農林水産大臣賞」

一生のうち一度くらいは
農林水産大臣賞の節を買ってみたいとは
思ってますが・・・

何たって、通常の５倍から７倍の
プレミアム価格になるので
正直、弊店には手が出ません。

ここは、老舗中の老舗
「にんべん」さんの出番であります。

零細家業の弊店は身の丈に合わせ
二等賞、「水産庁長官賞」の節を
狙うのであります。

実は我らが尾辻さんが
本節部門の水産庁長官賞をとりました。

そして久保さんが荒節部門の
水産庁長官賞をとった

となれば、両者の節をご祝儀付きで
とらねばならないのだけど・・・

これから入札会場で下見をして
それぞれの節をどう応札するか

そして、万一
落札できなかった時はどうするの？？？

と諸々のシンキングタイム。

今週は、これが唯一の仕事かも？？？

例によって、二日酔いではありますが
これからシャワーを浴びて
シャキッとなって、出発です。

水産庁長官賞の節

落札できたら１２月に販売しますので
乞うご期待であります。

それでは、行って参ります。