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2016年5月27日 Vol.767築地の鰹節屋『伏高』がおくる、よもやま話 |
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おはようございます。
築地仲卸 伏高、店主の中野でございます。
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あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。
今年のカツオも深刻な不漁
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こんな見出しのニュースが4月に
ちょこちょこと流れていたので
ご覧になったかもしれません。
例年であれば、3月、4月は
黒潮に載って日本に近づいてくる
いわゆる初鰹のシーズン
なんですが・・・
去年に引き続き今年も
ほんと近海カツオが獲れません。
原因は、赤道付近の南方海域での
カツオの獲りすぎにある
と言われてます。
鰹節になるカツオ、缶詰になるカツオ
の供給源は、南方海域の巻き網漁
(缶詰用のカツオ需要の方が
鰹節用より莫大に多いのですが)
大がかりな網を仕掛けて一度に
カツオを50トンから100トンも
獲るんですから、カツオも減りますよね。
ここ数年、カツオ資源保護の為に
一定期間、漁法の制限がかかっていますが
どうやら親魚が減っているらしい。
結果、カツオの早熟化が進み
日本まで北上できなくなってきたそうな。
例年であれば、ゴールデンウイークを過ぎると
近海カツオの相場が下がり
酒の肴にはもってこいとなる。
だから、かつては毎週の様に
我が家でもカツオの刺身を食べてたんですが
今シーズンは、まだ一回しか食べてない。
この近海カツオの不漁
我が家の酒の肴に困る程度なら
大問題では無いのですが・・・
我が商売に深刻な影響が出ています。
弊店で販売している「薩摩亀節」
4月に売り切れてしまったのですが
次のロットの入荷のメドが
まったく立っていないのです。
薩摩亀節は近海カツオあるいは
南方沖で一本釣されたカツオを
原魚として作った亀節
と決めているので
近海カツオはおろか南方一本釣の
カツオも少ない今
亀節用に加工するカツオを
製造家が手に入れることがきません。
亀節が出来上がるのは
いつになるのか???
こんな状態なので
亀節のキズ節を販売する事にしました。
先月まで販売していた近海カツオから
仕上げた亀節
保管中に、乾燥の影響でしょう
表面に亀裂は入ってしまった節が
100枚程度あります。
亀裂の具合は右の画像をご参照ください。
亀裂があるため
粉になってしまう部分が増えましたが
味は通常の亀節と同等です。
薩摩亀節キズ ¥594/100g
これが売り切れると、亀節の入荷まで
時間がかかると思います。
亀節ファンの皆さま、もしよろしければ
キズ節をお使いください。
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築地仲卸
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伏高
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三代目店主
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職人が丁寧に仕上げた、まがい物ではない、昔ながらの
「真っ当な食材」を、一人でも多くの方に味わっていただきたい。
そして、子や孫の世代に残してゆきたいと考えています。
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