築地鰹節伏高 鰹節屋の与太話
2015年12月11日 Vol.744築地の鰹節屋『伏高』がおくる、よもやま話

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 おはようございます。

 築地仲卸 伏高、店主の中野でございます。

 

真っ当な食材で豊かなくらし
 
今週のおすすめ
     牛肉の八幡巻   田作          干数の子
         

美味しい歳時記

今月のレシピは

牛の八幡巻

おせち料理のレシピをお届けします

 

山口産田作

五穀豊穣の願いを込めたおせち料理

 

お正月の「 ごまめ 」、今年は手作りしてみませんか

 

干数の子

今年は、純国産です

 4特:残りは13ケ
 3特:売り切れました

留萌の製造現場をご覧ください

 
店主あいさつ
 

あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。

 「 ホタテ稚貝、値上げ
   11年ぶり、取引価格10%高 」

先月の終わり、日経新聞に
こんな見出しを発見

記事によれば

養殖のホタテ貝の取引価格が
5年前の2倍以上になっている

こんな状況をうけて
稚貝(育てる前の貝)の取引価格が
来年より、値上げになる

だから、来年以降もホタテ貝は高そう

こんな話です。


オホーツク産ホタテ貝の生産量は
全国の6~7割を占めてます。

そのオホーツクでは、毎年
北海道の日本海沿岸から稚貝を仕入れて
それをオホーツクの海に入れて
養殖している。

稚貝は4年程度で成貝になって出荷
こんな図式です。


記事にも書いてありますが、ここ数年
そのホタテ貝相場が上昇してます。

例によって、中国に大量に輸出される
ようになったからだと思いますが

昨年は、カルフォルニアでホタテが
禁漁になったので、 アメリカに大々的に
輸出されたそうな。

円安効果で、アメリカ人
円建でなら高値でも買えたので
(ドル換算したら、決して高くはない)
相場上昇に拍車がかかった

まったくもって、ありがとう
アベノミクスであります!!!


そんな状況の中、一年ほど前

爆弾低気圧なるものが、数回
オホーツク沿岸にまでやってきて
養殖中のホタテ貝に襲いかかった

結果、かなりの被害が発生し
今シーズン、生産量が激減してしまった。


てな状況でして
今年は、ホタテ貝相場が
前年比4割高と、高騰してるんですよ。


さて、弊店で販売している干貝柱
ホタテ貝を乾燥して仕上げる訳ですから

ホタテの高騰は、即
干貝柱の高騰につながります。

実際、今シーズンの干貝柱
4割減産なんて言われていて
相場は大暴騰

そんなことより
驚異的に品薄になっちまった。

業務用海産物問屋さんでも
干貝柱の在庫がなくなりつつあり
困ったのが飲食店さん。

弊店のホームページをご覧になり
小売用の干貝柱をまとめ買いされる
飲食店さんも、ちらほら
いらっしゃる状況です。

さて、ここから本題なのですが

弊店でも、干貝柱の在庫が
底をつきかけております。

次の販売ロットを仕入れるべく
動いているのですが・・・


なんせ、前回の仕入れ価格の1.5倍

こんな相場になってるんですよ、コレが。

正直な話、こんな高い貝柱
仕入れて大丈夫なの???

と、不安が頭をよぎります。

その上、今までの干貝柱と
同様の良品が、なかなか見つかりません。


そんなこんなで
干貝柱、今の在庫が売り切れたら
しばらくの間、欠品になると思います。

(相場と現物の品質を見比べて
 販売する気持になったら仕入れます)


干貝柱 ただ今

オホーツクの干貝柱(S)
¥2,700/80gパック
残り2ケ



だけとなっております。

ごめんなさい、オホーツクの干貝柱(割れ)は
売り切れてしまいました。


干貝柱ファンのお客様

ほんとは、もう少し在庫があるうちに
お知らせしようと思っていたのですが・・・

ごめんなさい、ここ一週間、予想を超えて売れてしまい
今日のお知らせになってしまいました。

相場の状況をみながら
次のロットを仕入れます。

大変申し訳ございませんが
しばらくの間、欠品になると思いますが
ご理解を頂ければ幸いです。


追伸: ホタテの養殖には4年程度は必要なので
生産量の急回復は見込めません

って事は、干貝柱、あと4年は
安くなりそうもありません。

築地仲卸 伏高 三代目店主 中野 克彦
 
今週のおすすめ
十割蕎麦   鰹荒仕上節の削り節   だしとり鍋
         

十割蕎麦

まったりと甘い蕎麦湯が

100%蕎麦粉の証拠

きちんと蕎麦の味のする乾麺作りプロジェクト

 

鰹荒仕上節の削節

伏高の看板商品の削り節をお試しください

枯節ならではの濃厚なだしがとれます

 

だしとり鍋

これさえあれば、ダシ取りが楽になる

 
 


 

職人が丁寧に仕上げた、まがい物ではない、昔ながらの
「真っ当な食材」を、一人でも多くの方に味わっていただきたい。
そして、子や孫の世代に残してゆきたいと考えています。
 

築地仲卸 伏高
中野 克彦
nakano@fushitaka.com

「海のだし」のお話は
https://www.fushitaka.com/

伏高流 鰹節の削り方
伏高流 鰹節の削り方
<動画にて公開中>
 
 
 

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