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2015年8月28日 Vol.729築地の鰹節屋『伏高』がおくる、よもやま話 |
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おはようございます。
築地仲卸 伏高、店主の中野でございます。
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あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。
ピータータンな若者
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
こんな言葉を聞いたことありますか?
ピータタンとは
ピータパンとタン(舌)
から作った造語でして
子供のまま大人にならない
ピーターパンのような舌(タン)
というか味覚を持った若者
のことらしい。
嫌いな味、苦手な味は
どんな味?
こんな質問に
苦い味
って答える若者が
年々、増えているんですって。
苦い味、確かに子供の頃は
苦手だったかもしれないけど
ひと昔前なら
大人になるにつれ、苦手意識が
薄れるもんだったけど
近頃は、苦手意識を克服できずに
大人になってしまう若者が多いとか。
だから、「とりあえずビール」
なんて文化も若者には通用しないらしい。
つまり、オコチャマ味覚の若者が
ピータータンな奴って事。
そして、そんな若者が増えている。
で、考えてみたら、ウチの娘も倅も
珈琲を飲まないんですよね。
私なんざー、中学生くらいから
格好をつけて喫茶店で珈琲飲んでいた。
もっとも、珈琲に甘いホイップクリームを
浮かべたウインナコーヒーだったけど。
高校生になると、ウインナコーヒーは卒業し
普通の珈琲に砂糖を入れるようになり
しばらくすると、砂糖無しの珈琲に
なったものです。
ちなみに、ウチの親は
子供は珈琲はダメってタイプだったんで
小学生の頃はもっぱら紅茶
でも、紅茶にウイスキーを入れて飲むのは
なぜかOKだった。
ピータータンな若者が増えたのは
「大人への憧れの喪失」が原因の一つ
なんだそうですが
これは、ひとえに
我々オジサン、オバサンの振る舞いが
格好悪く見えてるから???
まあ、私、泥酔した時の醜態を
さんざん、子供達に見せつけたから
「父親のような大人になりたくない」
と思っても無理ないですが。
20年後は、オコチャマの
味覚を持った日本人の方が多くなる
ってな話ですが、果たして
日本人のライフスタイルが変わり
絶滅の危機にしている「真っ当な食材」
これで、味覚まで変化しちゃったら
この先、「真っ当な食材」
は生き残れるかどうか???
神のみぞ知るであります。
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築地仲卸
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伏高
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三代目店主
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職人が丁寧に仕上げた、まがい物ではない、昔ながらの
「真っ当な食材」を、一人でも多くの方に味わっていただきたい。
そして、子や孫の世代に残してゆきたいと考えています。
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