築地鰹節伏高 鰹節屋の与太話
2015年7月3日 Vol.721築地の鰹節屋『伏高』がおくる、よもやま話

本メールマガジンは、HTML形式のメールです。内容に画像を含みます。
画像が表示されない方・レイアウトで読みにくい方はこちらをご覧ください。

 

 おはようございます。

 築地仲卸 伏高、店主の中野でございます。

天然醸造味噌(二年熟成)宮古天然若布

 輸送時の品質劣化防止のため、7月上旬より9月まで取り扱いを休止します。

 在庫状況にもよりますが、遅くとも7月9日夕方には、販売休止になります。

 夏の間にご入り用であれば、お早めにご注文ください。

 

真っ当な食材で豊かなくらし
 
今週のおすすめ
     千鳥汁椀   干出だけで育てたアサクサ海苔          天然醸造味噌(二年熟成)
         

越前塗 千鳥汁椀

みそ汁が美味しくなる純国産の漆器です。

 

漆器って出来上がるまで、一年以上かかる

なーんてご存じでしたか?

 

干出だけで育てたアサクサ海苔

幻のアサクサ海苔、ようやく手に入りました

アサクサ海苔

vs.

スサビ海苔

 

天然醸造味噌
(二年熟成)

まもなく取扱休止

7月初旬より9月末迄輸送中の品質劣化防止の為です

旨い味噌に出会うことができました

 
店主あいさつ
 

あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。

先週のメールで書いたように

漆器を売ろう

と、今年のお正月、突然
思い立った私

そんな私ですから、漆器の事なんて
何も知らないも同然でした。

正直な話、漆器のお椀なんて

木をくりぬいて、それなりの形に加工し
それに、漆をちょいちょいと塗れば
出来上がり


こんな風に思ってたんですよ。


まったく
情けないったらありゃしない。

で、福井県は鯖江市の漆器屋
さんを訪ねると・・・

我が身の無知を悟る訳です。


まずは社長さんに
製造工程を解説してもらった。

漆器のお椀、作るのに
一年近くかかるんですって。

何に時間がかかるかといえば

漆を塗っては乾かす

こんな作業を10回程度
繰り返すそうな。

そして、その反復作業が
漆器の強度を作り出す。


だから、漆器は丈夫で長持ちなんですね。


とあらためて納得してから
仕上げ段階の漆を塗る現場を
見学です。

2ヵ所ほど見せていただいたのですが

両者とも、狭い隔離された部屋で
一人静かに黙々と作業をしています。

仕上げ塗りの段階で、作業場にホコリがたって
漆器に付着すると、売り物にならなくなるから
そりゃー、神経質になっています。

見学者の私も
抜き足、差し足、忍び足

ホコリをたてぬよう作業場に近づき
ガラス越しに写真を撮ってきたほどです。

職人さん、ほんと丁寧に
漆器を扱ってらっしゃいました。


漆器作りに必要な手間と時間と心遣い

鰹節(仕上節)製造家と
かなり通じる部分がある

こんな印象をもって
東京に戻った次第であります。


せっかくなので
お椀ができるまでを
ホームページにまとめました。

もしよろしければ、こちらをご覧ください。



千鳥汁椀

一個が金8,640円也ですから
そんじょそこらにある
プラスティックのお椀に比べりゃー

そりゃー高い

でも、タダ高いわけじゃーありません。

訳あって高いのであります。

このあたりをご理解いただければ
幸いでございます。

築地仲卸 伏高 三代目店主 中野 克彦
 
今週のおすすめ
宮古天然若布   淡路素麺  
工場長の独り言
         

宮古天然若布

まもなく取扱休止

7月初旬より9月末迄輸送中の品質劣化防止の為です

 

淡路素麺

素麺は、真夜中、延ばされる

淡路島は本当の意味での手延素麺を作っている希少な産地

本当の手作りならではの、細さ、コシ、喉ごしを味わったください

 

工場長の独り言

削り節の製造担当、荒川晶充が語ります

 
 


 

職人が丁寧に仕上げた、まがい物ではない、昔ながらの
「真っ当な食材」を、一人でも多くの方に味わっていただきたい。
そして、子や孫の世代に残してゆきたいと考えています。
 

築地仲卸 伏高
中野 克彦
nakano@fushitaka.com

「海のだし」のお話は
https://www.fushitaka.com/

伏高流 鰹節の削り方
伏高流 鰹節の削り方
<動画にて公開中>
 
 
 

このメールは、配信をご承諾いただいたお客様にお届けしている
 限定配信メールでございます。

メール配信停止やアドレスの変更はこちらのページより出来ます。
https://www.fushitaka.com/p/newsletter/unsubscribe/