築地鰹節伏高 鰹節屋の与太話
2015年6月26日 Vol.720築地の鰹節屋『伏高』がおくる、よもやま話

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 おはようございます。

 築地仲卸 伏高、店主の中野でございます。

 

真っ当な食材で豊かなくらし
 
今週のおすすめ
     千鳥汁椀   粉だし味噌          お中元の季節です
         

千鳥汁椀(黒・朱)

みそ汁が美味しくなる越前塗のお椀です。

 

英語で漆器の事を
「japan」と言う事を
ご存じでしたか?

 

粉だし味噌

これさえ作っておけばどんなに忙しい時でも

あっと言う間に、うまーい味噌汁が出来上がります

 

好きだから贈りたい

包装の見栄えよりも、中身のおいしさにこだわった「真っ当な食材」のお中元だから、送り主様の真心が伝わります

 
店主あいさつ
 

あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。

japanとは漆器の事なり

なーんて事、ご存じでしたか?

 ======================
 japan  n.1 漆.2 漆器.
       vt.1 ・・・に漆を塗る. 2 漆でつやをつける
       a.1 漆(塗り)の.漆器の

 Japan  n.1 日本

         (研究社 新英和辞典より引用)
 ======================

何を隠そうこの私、今年のお正月

漆器をテーマにしたテレビ番組で
この事実を生まれて初めて知りました。

西洋人は中国の陶器を高く評価していたので
英語で陶器の事をchinaと呼ぶようになった。

同様に、日本製の漆器が西洋人からの評価が
極めて高かったのでjapanと
言われるようになったそうな。

番組内では、長年、輪島塗の職人として
活躍している英国人女性が登場し、

 「 世界的に評価が高い日本の漆器を
   高いからとか、扱いにくいからの理由で
   どうして日本人は使わなくなったの? 」

と嘆いていました。


これって、どこかで聞いたような話じゃないですか。


そうです、弊店で扱っている鰹節などの
絶滅危惧種の「真っ当な食材」と
同じ状況なのであります。


27年前、父の友人の漆器屋さんから
結婚のお祝いに漆器のお椀をいただきました。

それも

 「 このお椀はお客さん用じゃなく
   普段の食卓で使って下さい

   良い器は毎日使ってこそ
   その価値が発揮されるのです 」

こんなメッセージ付き。

そして、そのお椀で初めて味噌汁を飲んだ時
器が熱くならないし、軽くて持ちやすいので
驚いた記憶が鮮明に残っています。

そして何より味噌汁が旨い。
(新婚のせいもあったかも?)

ただ、日々使っていると
それが当たり前になり感動も薄れてしまった。


時は流れて銀婚式を迎える頃
そのお椀、とうとう割れてしまったのです。

その後、カミさんの実家にあったお椀(これも漆器)
を使っていたのですが、やっぱり何かが違う。

そんな事を感じている所に、さっきのテレビ番組。

英国人女性の言葉に

 「 25年も使えば
   ひとつも高くないじゃん 」

と同意しつつ

今年は、「味噌汁が旨くなるお椀」を扱いたい
と思った次第であります。

てな訳でして
ここからお椀探しが始めるのですが・・・

例によって

もう少し話が続くので こちらをご覧ください。

築地仲卸 伏高 三代目店主 中野 克彦
 
今週のおすすめ
淡路素麺   干出だけで育てた初摘み海苔  
築地の風景
         

お中元と云えば
やっぱり素麺

 

私が淡路島の素麺と出会ったのは平成2年7月の終わりだった

 

干出だけで育てた初摘み海苔

酸処理をしてない「昔ながらの海苔」を味わってください

海苔の酸処理って、農業で言えば農薬のことです

 

築地の風景

築地店の店長、黒川春男がつづる築地の風景をお読みください

 
 


 

職人が丁寧に仕上げた、まがい物ではない、昔ながらの
「真っ当な食材」を、一人でも多くの方に味わっていただきたい。
そして、子や孫の世代に残してゆきたいと考えています。
 

築地仲卸 伏高
中野 克彦
nakano@fushitaka.com

「海のだし」のお話は
https://www.fushitaka.com/

伏高流 鰹節の削り方
伏高流 鰹節の削り方
<動画にて公開中>
 
 
 

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