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2015年6月5日 Vol.717築地の鰹節屋『伏高』がおくる、よもやま話 |
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おはようございます。
築地仲卸 伏高、店主の中野でございます。
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あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。
早いモノでもう6月。
6月と言えば、弊店的には
「無添加煮干」の取り扱いを始める月。
ですから、毎年、この時期になると
無添加煮干の仕入をお願いしている
長崎県漁連指定買受人の藤原さんに
状況を聞くのであります。
で、今年も6月1日に電話をして
「 状況はいかがですか? 」
と聞くと、第一声が
「 ズダズタですよ
漁のサイクルが全然、狂っちゃって・・・ 」
と来もんだ。
「 こりゃー、ヤバイかも??? 」
と思いつつも、藤原さんの声の感じが
明るかった。
で、続きを聞くと
「 でも、先週から、ようやく3㎝~4㎝
のカエリが獲れ始めたので
今月は、なんとかなると思います 」
と仰ってくれたので、ひと安心した次第。
長崎では、例年、年が明けると
10センチ前後の、大きくて脂肪分が多い
カタクチイワシしか獲れなくなります。
この大きい煮干は、削り節原料や
ラーメン屋さん向けの煮干になり
弊店では売れるような魚質ではありません。
で、例年、ゴールデンウイーク明けに
「カエリ煮干」と呼ばれる3~4センチの
煮干になる子供のイワシが獲れ始め
(カエリとは、弊店で販売している
「瀬戸内いりこ」と同じです)
6月には、大人の煮干に成長するので
毎年、弊店では、6月~12月
月に一度、藤原さんのお眼鏡にかなった
無添加煮干を販売しております。
ただ、長崎の沖模様
ここ数年ヘンでして、去年も一昨年も
とにかくイワシが獲れなかった。
だから、入札が開かれない事も多く
藤原さん達の商売、まったく奮わなかったらしい。
(売る商品がないと、やりようがない)
で、電話の声が
暗いことが多かったのですが・・・
「 今年は、曲がりなりにも
ほぼ毎日、入札も行われてますから 」
と、明るい声が聞こえてなにより。
以上が、長崎の状況でございます。
そこで
「 6月11日、6月13日、6月16日の
にずれかの日の入札で
旨そうな無添加煮干が出品されたら
50Kg程度、落札して下さい 」
と、頼んだところ
「 今年はカエリが獲れ始めたのが
例年より3週間遅れですから
6月中旬じゃ、まだ大人になりきれない
中学生か、高校生くらいの煮干になると
と思いますが、なんとかお届けできると思います 」
と、明るい声で答えてくれたのであります。
てな訳でございまして、良品が手には入ったら
6月19日(金曜日) 無添加煮干を販売致します。
来週の豊漁を、ぜひぜひ、お祈りくださいませ。
よろしくお願い申し上げます。
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築地仲卸
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伏高
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三代目店主
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職人が丁寧に仕上げた、まがい物ではない、昔ながらの
「真っ当な食材」を、一人でも多くの方に味わっていただきたい。
そして、子や孫の世代に残してゆきたいと考えています。
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