鰹節屋の与太話

２０１４年１２月１９日　Vol.６９４築地の鰹節屋『伏高』がおくる、よもやま話

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　おはようございます。

　築地仲卸　伏高、店主の中野でございます。

無添加煮干

１２月７日に製造したと思われる煮干です

残りはたったの４３ケ

干数の子

今年は、純国産です

　４特：残りは２９ケ
　３特：残りは　５ケ

留萌の製造現場をご覧ください

十割蕎麦

まったりと甘い蕎麦湯が

１００％蕎麦粉の証拠

きちんと蕎麦の味のする乾麺作りプロジェクト

あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。

今朝はいつもの与太話ではありません
純粋な業務連絡であります。

ご承知とは存じますが

干出だけで育てた初摘み海苔

と

波照間の純黒糖

が長い間、欠品になっています。

当然のことながら、長らくの欠品には
それなりの理由があります。

まずは、初摘み海苔

実は、仕入先の問屋さんが倒産してしまった。

事の顛末は
上記のリンク先を読んでいただきたいのですが

要するに、弊店としては新しい
仕入先が必要不可欠。

当初、倒産した海苔問屋さんの従業員が独立して
新規に問屋業を始める、なんて話もあったので
期待をしていたのですが・・・

現実は厳しいようで独立の話は流れてしまった。

でも、その元従業員さん、ほんと顧客思いの人で
有明の海苔漁師さんと別の海苔問屋さんを
どうにかこうにかつなげてくれまして
来シーズンも何とか弊店で初摘み海苔を
扱えることになりました。

初摘み海苔の取引は１２月に行われるのですが
これを焼いて製品化するとなると
ちょいと時間がかかります。

特に新海苔の時期ですから、行列ができている。

それに、無理を言って取引をしていただくので
強い事は言えません。

てな訳で、初摘み海苔の入荷は
来年２月になりそうです。

次に波照間の純黒糖

今年７月に、メーカーから突然
販売中止と製品回収の要請がありました。

詳しい事は
上記のリンク先を読んでいただきたいのですが

要するに

異物混入（金属片）の可能性が否定できないので自主回収

であります。

そこで、弊店でも、即日に販売中止。

当該黒糖をお買上げの方全員に連絡を差し上げ
お手持ちの黒糖の廃棄と返金のための
支払先の弊店への連絡をお願いしたのであります。

なお、今現在も、お客様からの異物混入のクレイム
や健康被害は報告されていません。

年内に工場のラインを再点検し
安全性が担保されたら来シーズンより製造再開

当初はこんな話でしたが・・・

今回の事故をきっかけに、なぜだか沖縄黒糖の
製造者組合と沖縄黒糖を二次加工している
本土のメーカーさんとの間に揉め事がおきまして

波照間島だけでなく全ての沖縄黒糖の
来シーズンの流通が難しい状況になっています。

なにぶん業界内部の揉め事なので
弊店は傍観するのみ。

１日も早く両者が歩み寄ることを
願うばかりであります。

一応、来シーズン、波照間製糖さんは、弊店で
販売していた製品を製造する予定ではあるそうですが
その流通経路がハッキリせず

場合によっては、弊店では仕入れられない
なんて事態になるかもしれません。

黒糖の件は、また状況を報告させていただきます。