あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。
|
鴨川の小林さんは、ご自分で育てた無農薬、無化学肥料の梅から、低塩の梅干を漬けています
|
「 私、小林と申しまして
千葉の鴨川で、無農薬の梅を作っています
突然で申し訳ないのですが
一度、私が漬けた梅干の味を
みていただきたいのですが・・・ 」
去年9月の終わり、 こんな電話がかかってきました。
いわゆる「売り込み」であります。
広告代理店や求人誌の営業電話は
適当に断ってしまうことが多いのですが
食材の売り込みだったら大歓迎。
きちんと話は聞きます。
どうやらプロの農家さんではなく、趣味の延長線上的な感覚で
無農薬、無化学肥料の梅栽培に挑戦して、 やっとご自分で納得できる梅干を作れようになったらしい。
話を聞いただけでも、ちょいと旨そうなので
食べてみたい衝動にかられたのですが
気軽に
「 それじゃー送ってください 」
なんて言えるわけありません。
なぜかと言えば、弊店は3年前から、 紀州産の梅干を販売しているから。
鰹節、昆布、煮干などは本職ですから、 色々な種類を扱っていますが
その他商品については
一ジャンル、一製造家と決めています。
例えば、紀州の梅干。
こちらは、私自身が大変気に入っていて 十年以上食べ続けている梅干なんです。
ツテをたどって、その製造家さんに連絡を取り
こちらから取引をお願いして現在に至っています。
だから、たとえ鴨川の梅干が
すごーく旨くても、簡単に取引先を
代えるつもりはありません。
また、定番商品として梅干を2種類扱うことも
難しい状況です。
そんな事情を説明しながら
「 正直な話、取引をさせていただく可能性は
かなり低いと思いますが、そのあたりを
ご承知いただけるのであれば、
試食をさせていただきます 」
と、申し出たところ
「 もとより簡単にお取引いただけるなんて思っていません
梅干の出来を評価していただけるだけでもありがたいので
近々、梅干を持って伺います 」
との答えが返ってきた。
てな訳で、2013年10月7日(月曜日)、
千葉県は鴨川より
梅干を携えて、弊社事務所を訪ねてこられた。
話を聞くと、元はプロカメラマンだったらしい。
この先、もう少し話が続きます。
続きはこちらでお読みくださいませ。
|