築地鰹節伏高 鰹節屋の与太話
2014年9月26日 Vol.682築地の鰹節屋『伏高』がおくる、よもやま話

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 おはようございます。

 築地仲卸 伏高、店主の中野でございます。

 無添加煮干、まったく入荷のめどが立ちません。
 誠に申し訳ございませんが、9月の販売は見合わせます。
 次回、10月17日に販売できるよう、豊漁を祈ってください。

 

真っ当な食材で豊かなくらし
 
今週のおすすめ
     姫ひじき   オホーツクの干貝柱(割れ)          宗田荒節の削り節
         

姫ひじき

柔らかいけどコシがある

新発売につき、ただ今、2割引のお試し価格で販売中です

 

オホーツクの干貝柱
(割れ)

旬に作った新物
ようやく入荷しました

築地のセリ人が目利きした貝柱をお届けします

 

11月18日発送分より

宗田節、サバ節、うるめ節を原料として削り節

を値上げさせていただきます

 
店主あいさつ
 

あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。

平成23年4月、和歌山県は田辺市にある
梅干メーカーさんを訪ねました。

目的は、梅干の仕入。

現在、弊店が販売している「梅と塩だけでつくった梅干」を
卸していただくにあたり、

梅干の美味しさの秘密を聞いたり、 工場を見せていただいたり、
商品の仕様、価格、発注方法等の具体的な打ち合わせをいたしました。

 

和歌山県串本町、姫の海岸では、良質なヒジキが育ちます。画像の連なる岩は串本の名所「橋杭岩」。姫の海岸は、橋杭岩の向こう側左手にあります。

実は、その梅干屋さん、梅干以外の紀州の美味しい食材も、多々、扱ってらっしゃいます。

打ち合わせ終了後、そんな紀州の食材を紹介していただいたのですが、中でも「姫ひじき」に目がとまりました。

というのも、前々から、「真っ当なヒジキ」を扱いたいと思っていたからです。

 

「磯焼け」という言葉をご存じですか?

「磯焼け」とは、海岸に生えているコンブやワカメ、ヒジキなどの
海藻が減少して不毛の状態となり、

代わりにサンゴモと呼ばれる硬い殻のような海藻が、
海底の岩の表面を覆いつくす状態です。

ヒジキは、房総半島、伊勢志摩、紀伊半島、四国、九州地区に
広く生息しておりまして

その昔、ヒジキと言えば国産が当たり前がだったのですが・・・

「磯焼け」が原因なのでしょう。

近年、国産のヒジキが、本当に少なくなってしまった。

長崎県の対馬で、太くて長いヒジキが獲れると聞き、
仕入れるべく八方手を尽くしたのですが、

「売るほど数量が獲れない」との事で、仕入を断念した
半年後に「姫ひじき」と出会ったのです。

 

一口食べて、姫ひじきの食感に驚いたのです

東京に戻ると、すぐに試食。カミさんに煮物を作ってもらい、一口食べると「コシがあって旨い」のですよ。

コシがあるヒジキなんて生まれて初めてだった。

そこで、他産地の国産ヒジキも取り寄せ試食をしたのですが、コシがあるヒジキは皆無。

てな訳で、いつの日か「姫ひじき」を弊店で販売することを心に決めたのであります。

そして本日より、「姫ひじき」の販売開始となるのですが

説明はもう少し長くなるので、こちらをご覧ください。

 

築地仲卸 伏高 三代目店主 中野 克彦
 
今週のおすすめ
うるめ節の削り節  
淡口醤油
 
工場長の独り言
         

うるめ節の削り節

くせがなく独特の甘みをもったダシがとれます

利きだし師の方々のご感想をお聴きください

 

淡口醤油

米麹が、心地良い甘さを醸し出すのです

淡口醤油は甘い

 

お客様から寄せられたご感想をご覧ください

 

工場長の独り言

削り節の製造担当、荒川晶充が語ります

 
 


 

職人が丁寧に仕上げた、まがい物ではない、昔ながらの
「真っ当な食材」を、一人でも多くの方に味わっていただきたい。
そして、子や孫の世代に残してゆきたいと考えています。
 

築地仲卸 伏高
中野 克彦
nakano@fushitaka.com

「海のだし」のお話は
https://www.fushitaka.com/

伏高流 鰹節の削り方
伏高流 鰹節の削り方
<動画にて公開中>
 
 
 

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