あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。
去年、生まれて初めて胃カメラを飲みました。
胃に異常があって検査したのではありません 人間ドックです。
それまではバリウム飲んでレントゲンだったのですが
胃カメラなら被爆しないし、よりハッキリ見える
その上、もし何か異常が見つかったら すぐに生体検査ができるから
と、糖尿病のお医者さんやら友人にススメられたのです。
管を飲み込むことに、ちょいと不安もあったのですが
大食漢、その上、早食いの私ですから 最初に管が喉を通ってしまえば
こっちのモンに違いない
とタカをくくって検査に臨んだ。
検査室に入ると、そこには、なりたてっぽい
若いお医者さん、そして、この道40年近い
ベテランの看護師さんが出迎えてくれました。
ちなみに両名とも女性です。
一応、「 胃カメラ、初めてなんです 」
と言うと、
「 最初は、ちょっと苦しいかもしれませんが
楽になるようサポートしますから
お気楽になさってください 」
と、看護師さんが妙に優しい声で
接してくれたので、嫌な予感がしたんですよ。
さて、ベッドの上に横になって検査開始。
胃カメラが喉を通る瞬間、思わず
「うっ」と声を上げてしまった。
看護師さん、すかさず背中を撫でてくれるのですが
思った以上に辛い辛い
額に汗が出てくるのが分かります。
こんな事で音を上げてはなるまいと
「 リンダラブレースは、さぞ苦しかったに違いない 」
なーんて、心の中で悪態をつき
(すいません、ついつい筆が走ってしまった
お許しください
でもこの位、不埒な事を考えないと
気が紛れない程、辛かった)
嵐が去るのを待っていたのであります。
ほどなく、少し楽になると、今度は先生が
「 中野さん、食道、酷いですねぇ 」
と、私に話しかけるのですよ。
目の前にはモニターがあるので
食道の様子を見ようと思えば見えるのですが
目をつぶりっぱなしの私には、何も見えない。
お医者さんの辛口のコメントに
不安になりながらも、為す術もなく
ただただ、横たわっているだけの私。
すると
「 もうちょっと奥、胃に入って
空気を入れますから 」
と、先生、言うやいなや、管を押し込む。
またもや「うっ」と来てしまい
情けないのですが、涙が出てしまった。
この若いお医者、オジサンいじめて
何が楽しいんだろう???
とか
私は、ストレス解消の犠牲者???
なんて、半ば真面目にお医者さんの
人間性を疑っている間に
「 胃はキレイですねぇ 」
お医者さんのお言葉が聞こえた。
しばらくして、胃カメラは体から出て行き 無事、荒行は終了。
でもホットしたのはつかの間。
すぐに先生の所見が始まった。
「 中野さん、言い方は悪いですが、食道、汚いです
もしかすると、お酒、弱いけど好きなんじゃないですか? 」
「 そうかもしれません 」というと
「 でしょ、この前、テレビでやってました
中野さんみたいな方は、逆流性食道炎になりやすいって
見てください、食道がただれて、ポツポツと白くなってるでしょ
今のような生活をしていると、ガンになりますよ
お酒は、ほどほどにして下さいね
そして来年も、必ず胃カメラで検査ですからね 」
テレビの受け売りをするお医者さんとは
ほんとに医者になりたてかも???
とは思ったモノの、お医者さんには違いない。
自分で言うのも何ですが
私の食道、所々、白くなっている
それに比べ、胃の中は綺麗なピンク色なので 余計に食道が汚く見えるのですよ。
予想以上に苦しかった胃カメラ
その上、お医者に脅かされ
食道に不安を感じるというオマケ付けで。
終了したのであります。
その後、さしもの私も、反省をしまして
しばらくおとなしくしていたのですが・・・
例によって、いつものように
元の木阿弥。
我慢して長生きするより
旨いモン食って飲んで早死にした方が、よほど幸せ
と、居直りながら暮らしておりますが
時折、ただれた食道の画像を
思い出しては、不安になるんですね、コレが。
我ながら、気が弱くて情けない。
そんな中、今年も人間ドックの時期になり
今週の水曜日、また胃カメラを飲んだのであります。
私の食道の様子は如何に???
いずれ、日を改めて報告させていただきます。
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