築地鰹節伏高 鰹節屋の与太話
2014年6月20日 Vol.667 築地の鰹節屋『伏高』がおくる、よもやま話

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 おはようございます。

 築地仲卸 伏高、店主の中野でございます。

 無添加煮干ですが、残念ながら入荷しませんでした。
 品質が上向き、良品が手に入り次第、販売をいたします。

 お待たせして申し訳ございませんが、今しばらくお待ちください。

 

真っ当な食材で豊かなくらし
 
今週のおすすめ
     天然醸造味噌(二年熟成)   宮古天然若布          汗をかかないめんつゆの作り方
         

天然醸造味噌
(二年熟成)

まもなく取扱休止

7月初旬より9月末迄輸送中の品質劣化防止の為です

旨い味噌に出会うことができました

 

宮古天然若布

まもなく取扱休止

7月初旬より9月末迄輸送中の品質劣化防止の為です

 

汗をかかない
「めんつゆ」の作り方

火を、一切、使わない

「めんつゆ」の作り方です

本がえしをご利用ください

 
店主あいさつ
 

あらためまして、おはようございます。
伏高の中野です。

 「 東京の伏高です、ご無沙汰しています

  今、どんな具合ですか??? 」

毎年6月になると、長崎の藤原さんに電話して
煮干の状況を聞きます。

と言うのも、弊店的には、毎年6月の第3週から
無添加煮干のシーズンが始まるから。

長崎のカタクチイワシ漁、
冬場は脂肪が多くて、でかいモノばかり
とても弊店のお客様に販売できる
上物の煮干は出来上がらない。

4月の後半から、子供のイワシが獲れ始めます。

その時期にできあがるのが「カエリ煮干」
弊店で販売している「瀬戸内いりこ」
と同様の体長2㎝~4㎝の小さい煮干です。

そんな子供の煮干が、だんだんに大きくなり
6月後半には6㎝以上の大人の煮干になるので
6月第3週から無添加煮干のシーズンインとなる。

てな訳で、毎年6月に入ると
藤原さんに電話で状況を聞くのであります。

実は、去年も一昨年も、長崎の漁模様が悪く
というか、経験則がまったく当たらないヘンな海の状況で
藤原さんの声は、今ひとつ元気がなかった。

今年も全国的に海の様子がヘンなので
心配していたのですが・・・

 「 まだ3~4㎝で小さいのですが
  来週、再来週には大きくなるんじゃないでしょうか 」

と、楽観的な答えが返ってきたのです。

となると、私も安心していたのですが・・・

当て事と越中褌は向こうから外れる

先週、藤原さんに電話をすると

 「 いやー、悪いです 」

と一転、暗い声になってしまった。

 「 雨が降れば、海がシャッフルされて
   イワシの質が良くなると思ってたんですが
   雨の量が、意外と少なくて・・・

   ちょっと、まだ脂が多いですね 」

本日(6月20日)の販売には
6月17日のセリがリミット

一縷の望みを掛けて長崎に電話をすると

 「 良くないモノばかりですが、一口だけ
  何とかイケそうな煮干があるんですよ

  札を入れようとも思ったのですが
  こんな時は冷静じゃないので
  たいしたこと無いのに、良く見えちゃいますから
  今日は見送ることにしました

  すません、木曜、土曜のセリまで待ってください 」

との事だった。

 「 いや、そのイケそうな煮干、札を入れてください 」

と、一瞬、口から出かかったのですが・・・

品薄の時、普段は見向きもしたいモノが
やけに良く見えてしまう

こんな経験、私にもありますので

ここは煮干のプロを尊重して

 「 わかりました、それでは木曜、土曜でお願いします 」

と、電話を切ったのであります。

と話は長くなりましたが

良品の無添加煮干をお届けするのが
私の仕事

ですから、ゴメンナサイ、本日の販売は諦めます。

でも、藤原さんのお眼鏡に適う煮干が
入荷次第、来週の金曜日まで待つことなく
無添加煮干の販売をいたしますので

大変恐縮ではございますが
今しばらく、お待ちください。

よろしくお願い申し上げます。

 

築地仲卸 伏高 三代目店主 中野 克彦
 
今週のおすすめ
淡路素麺   粉だし   ツンとしないお酢、見つけました
         

淡路素麺

淡路島の素麺製造家は、ビックリするほど働き者だった

本当の手作りならではの、細さ、コシ、喉ごしを味わったください

 

『ダシ取りは面倒くさい』なんて、もう言わないで・・・

 

『粉だし』を使えば手軽に本物が味わえます

 

ツンとしないお酢
やっと見つけました

バルサミコはまろやかでツンとしないのに

なんで日本の米酢はツンとして、とげとげしいの?

こんな疑問にお答えします

 
 


 

職人が丁寧に仕上げた、まがい物ではない、昔ながらの
「真っ当な食材」を、一人でも多くの方に味わっていただきたい。
そして、子や孫の世代に残してゆきたいと考えています。
 

築地仲卸 伏高
中野 克彦
nakano@fushitaka.com

「海のだし」のお話は
https://www.fushitaka.com/

伏高流 鰹節の削り方
伏高流 鰹節の削り方
<動画にて公開中>
 
 
 

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